八雲之図ならぬ九雲之図がある場所⁉︎最古の大社造☆神魂神社

日本最古の大社造の国宝の本殿は、そんな二柱の神々を祀るのにこれほど相応しい場所はないと思わせるほど厳かで、社でありながら、自然崇拝の磐座や大樹のようにも感じます。

桜が満開の頃に訪ねたら、さぞかし美しかろうなぁと思いながら訪ねたこの神社は、
神魂(かもす)神社です。
こちらの写真の方が皆さんには馴染みがあるかもしれませんね。

 

御神氣が水のように流れる参道、子供に戻れる階段

ここの参道がなんとも気持ちがいい! 例えるなら、滝近くの清流といった感じでしょうか。
この先にはどんな御神氣溢れる神社があるのだろうとわくわくします。

このまま参道を真っすぐ行くのかと思いきや、進行方向右手に勢いよく水の出る手水があり、そこに天然の石を積み上げた階段があり、拝殿がこちらだよと微笑んで呼びかけています。

階段から拝殿への御神氣は、参道の清流のような感じとは違い、温かく、水遊びをしていたら、「そろそろ水から上がっておいで」と、呼びかける母と父の温かさを感じます。

名残惜しいですが、その呼びかけに答えるように、よいっしょっと階段を上ると、段差が激しい為に、本当に自分が小さな子供になったかのような錯覚を覚え、登り切った時には、「やったよ!」と、親に自慢げに顔を向け、褒めてほしいとねだりたくなってしまいます。

 

神の愛、親の愛、九雲之図

それもそのはず、祀られていらっしゃるのは多くの神々を産んだ伊弉冊大神伊弉諾大神
神々の母と父なのですから、とても温かな御神氣を感じるはずです。

日本最古の大社造の国宝の本殿は、そんな二柱の神々を祀るのにこれほど相応しい場所はないと思わせるほど厳かで、社でありながら、自然崇拝の磐座や大樹のようにも感じます。

この本殿天井には、なんと、八雲之図ならぬ、五色の雲が九つ描かれているんだそうです。
出雲大社本殿の天井には七つ五色の雲が描かれており、一つはこの神魂神社に飛んで行ったという説までありますから、五色の雲も神々の母と父、伊弉冊大神と伊弉諾大神が恋しくて飛んで行ってしまったのかもしれませんね。

そんな暖かな氣が流れる大本は本殿だなと分かったのですが、さて、あの参道の清流の氣の大本はどこなのか気になるところです。

次回は、その清流のような氣の大本へと向かってみたいと思います。

 

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