山陰にある天空の城・津和野城。
この津和野城への道筋の様に九十九折に連なる朱色の千本鳥居の先、艶やかな笑顔で花を添える様に中腹に鎮座しているのが日本五大稲荷の一つ、太鼓谷稲成神社なのです。
日本で唯一の稲成神社
島根県と言えば初詣は出雲大社と思われがちですが、それは東部出雲地方の話。県西部石見地方の初詣と言えば、山口県境にある津和野町の太鼓谷稲成神社。
全国数万社あると言われる稲荷神社の中で唯一、願望成就の成るを持って稲成と掲げる稲荷神社なのです。
その為か、他の稲荷神社に比べて商売繁盛よりも志を高く持って想いを成すといった、グンッと上向御神氣が漂い満ち溢れています。
その上昇気流の様な御神氣の為か、連なる階段も軽やかに上れます。
上った先、参拝者の労を労う様に出迎えてくれるのがこの目の覚める様な艶やかな神門。
この先、どんな風景が広がっているのだろうかと胸が躍ります。
神門をくぐった先に広がるのは艶麗なる社殿。
それもそのはず、祀られていらっしゃるのは伊弉冉神と宇迦之御魂神の二柱の姫神なのです。
では早速二柱の姫神へと参拝を……と、拝殿へと向かうのはNG。
と、いうのも、この太鼓谷稲成神社、実は願望成就の参拝ルートがあるのです!
次回は、その願望成就参拝ルートを巡りながら、太鼓谷稲成神社をご紹介したいと思います。
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