あなたは、その内側奥深くに宝物を抱えています〜フルフィルメント瞑想の開発者であるボブ・フィックス先生が来日します〜

瞑想によって、「表面の自分自身で体験してきた世界」が、 「本質から世界を体験する」在り方に変わります。 その在り方に摩擦はなく、スムーズな流れしかありません。

そのヒプノセラピーを受けに来られた方は、「本当の自分自身を知りたい、会いたい」というのが目的でした。
セッションを始めて、その方を内側深くに誘導していくと、あっという間にその場所にたどり着きました。
生まれたばかりの赤ちゃんの自分が現れました。

生まれたばかりのその赤ちゃんは、空中を眺めています。
何も考えていません。
お母さんがゆりかごを覗きこんでいる、そのお母さんの笑顔を見ると、
正確には笑顔を目で見ているのではなく、
お母さんが自分に向けた「愛」のエネルギーを感じて
自分が感じた愛、そのままが今度は自分の中から発せられて、赤ちゃんの頬が少し緩んでいます。

赤ちゃんは、時間に囚われていません。
何時までに食事をしなければ! とか、何時までにどこで何をしなけばならない! もありません。
お腹がすけば悲しい感じがしてきて、その感覚が泣くという行動で現れ、
オムツに不快感があれば、不快さをただ現すだけです。
お腹が空いたとかオムツが不快だったと過去の経験を持つこともありません。
今、この瞬間感じているものしかありません。
ましてや未来に不安を抱いていません。
明日、何か不足や困ることがあると嫌だなぁなどと心配することもありません。
赤ちゃんには「今」しかありませんでした。
何時に眠るべきとか、何時間眠る必要があるとか、常識とされる考えもありません。
ただ、感じるままにすべてが表現されていました。

「私」という自覚もなく、
母親を見て「この人との関係」を思うこともなく、
何ccおっぱいを飲まなくてはならないというルールもなく、
ただ、お腹が満ちるまで飲むだけです。
頑張って最後まで飲み切るなどど考えることもありません。
何時までに家に帰らなくてはならないということもなく、そこがどこであろうと、眠くなったら安心して、すべてをゆだねて眠ります。周りの様子を気にかけながら眠ることはありません。

あるがままに、そこにあるものをただ感じていただけで、
考えはまったくなかったのです。
空中を見ているようで、何も見ていない、
あるがままの存在としてこの世界に存在していました。

彼女の「本当の自分に会いたい」という望み通り、
見事にその場所に導かれていったと思います。

その表現を聞きながら、まさに!
人は皆、それを知っているのだ‼︎ と気づき、とても嬉しくなりました。
あの感覚こそが「空」を体験した時の感覚です。

人は誰でも、この時代を経験しています。
その感覚こそが、「存在」として存在している状態です。
赤ちゃんがいると、場がいきなり和みます。
赤ちゃんを見ると、誰もが笑顔になります。
赤ちゃんは、自我ではなく、その本質そのものとして存在しているからです。

 

『宝物を発見する近道は、「瞑想」です。』

瞑想によって、「表面の自分自身で体験してきた世界」が、
「本質から世界を体験する」在り方に変わります。
その在り方に摩擦はなく、スムーズな流れしかありません。

瞑想は、ただ目をつぶって心を鎮める努力をするものではありません。
集中力を駆使して、じっと座ることでもありません。
私たちが内側に意識を向けると、最も深い場所から波が湧き上がり、
その波によって、自分の中にあった考えや観念までもが洗い流され、
内側から本質があらわれてくることを言います。
宝物を発見する近道が、自分の内側深くから波を起こすことのできる「瞑想」なのです。

フルフィルメント瞑想の開発者であるボブ・フィックス先生が来日します。
この機会に瞑想を体験してみたいという方も、
瞑想は実践していて、ボブ先生に会いたいという方も
気軽に体験できるワークショップが予定されています。
詳しくはこちらをご覧ください。
http://bobfickes.net/

 

 

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