植物は地球からの贈り物〜「地球からの贈り物 メディカルアロマセラピー講座」がスタートします〜

どんな香りを、いつ、どんなタイミングで使うか⁉︎ 感情や感覚を動かす方法もアロマセラピーにあります。

私は植物が大好きです。
物心ついたことから自然が遊び場でした。
自然から多くのことを教わってきました。
自然界のルールは、そのままこの世界のルールにつながっていることが
いたるところに描かれています。

植物は人間の感覚をはるかに超えた感覚を持ち、
意識を持つ存在です。
精油は、植物の命を引き出したものです。
その1滴の中に、植物が持つすべての情報が刻まれています。
ビンのふたを開けると、植物の命が飛び出してきます。
それは、あなたの身体に、あなたの心にどんな風に語りかけてくるのか?
そうしたことを、言葉ではなく自分自身で体験していただきたいと思っています。

 

「香りは植物の言語です」

私たちは5つの感覚を持って生きていますが、
味覚は確かな物質を体験します。
目もまた確かな物質面をしっかり捉えます。
触覚も同じです。
残るは聴覚嗅覚です。

この2つの感覚は、見えないものを体験するものです。
音楽は目で見ることはできないし、つかむこともできません。
花の香りも目で見ることはできないし、香りをつかむことはできません。
特に嗅覚は、本能と繋がっています。

怪しい人を「におう」と表現したり、
刑事が犯人らしき人に「くさい」と表現しますが、
実際に匂いがあるのではなく感覚のことを言っています。
「におい」というのは、驚くほど感情や感覚に結びついています。

雨のにおいがありますが、
私は土の匂いが混じった雨のにおいをかぐと、中学校の卒業式を思い出します。
仲良しのたくさんの友人たちが、それぞれバラバラな高校に進学する。
今までの有り様が今日を境にすべてなくなってしまう。
あの日の切なさ、寂しさと、新しい世界に向けるときめきが混じり合った
なんとも表現できないような思いを、
雨のにおいによって、一瞬で思い出します。
思い出すというより、雨のにおいによって引き出されるという感じがします。

そんな風に、過去の記憶とにおいが深く結びついていることを
プルースト効果と呼びます。
プルーストが書き上げた「失われた時を求めて」という本の中で、
主人公が、においによって過去の記憶がよみがえるさまが描かれていることから、そう呼ばれるようになりました。
においは、過去の記憶だけでなく、その時の感情まで引き出す何かがあるのです。

どんな香りを、いつ、どんなタイミングで使うか⁉︎
感情や感覚を動かす方法もアロマセラピーにあります。
身体のケアや暮らしのケアのみならず、
感情や感覚にも働くのがアロマセラピーの力です。

アロマセラピーは、ただ香りを楽しむためのものではありません。
物質的な身体に働き、
精神的な見えない部分に働き、
私たちを取り巻く環境にも働きます。
私という存在を、丸ごとケアしてくれます。

香りは植物の言語です。
私たちの魂の奥深くに、静かに、ある時はダイナミックに語りかけてきます。
植物の驚くべき力を体験していただく機会にきっとなります。
植物の言葉を聞いてみませんか?

■地球からの贈り物《メディカルアロマセラピー講座 全8回》
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