瞬間! 瞬間! まったく新しい世界が生まれています

昨日と同じ世界を、昨日と同じ私を作り続けたいですか? それとも、今日初めての世界を、今日初めての私を作りだしたいですか?

〜時間は実は存在していません。過去も未来もありません。
時間は人間が作り出した考えに過ぎません。〜

時間は実は存在していません。
過去も未来もありません。
時間というのは人間が作り出した考えに過ぎません。

時間は今、この瞬間しか存在していません。
瞬間! 瞬間! この連続があるだけです。
つまり、過去、現在、未来といった時の流れがあるのではなく、
時間というのは「点」の連続です。
流れではありません。

意識がとても早く動いている時、この世界が点滅しているように見えることがありますが、よく見るとそれは点滅ではなく、一瞬一瞬、この世界が現れている様子です。
とてつもないスピードでこの世界は瞬間ごとに新しく作りかえられています。

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〜時間は「点」の連続です〜

映画のフィルムを伸ばしてみると、一コマ一コマの間に黒い枠があります。
でもそれは映像の中で目には見えません。
とても早く動いているので目に止まらないのです。
それと同じように、この世界も一コマ一コマ新しい世界が生まれていますが、
その一コマと次の一コマの間に真っ暗な何もない空間があることに気づくことはありません。
ですが、一コマ一コマが現れるスピードに意識が追いつくと、一コマが現れては次の瞬間、真っ暗になって、また次のコマが現れる様子を見ることができます。
時間は流れであるという考えを採用しない時、これがきっとわかります。
時間は「点」の連続です。

時間は存在していない! と言っても、私も時計を持っていて毎日使っています。
何時何分の電車に乗る。何月何日何時に何をする。
私ものこんな予定はあって、分刻みのスケジュールをこなしています。
そうした意味で、時間はあります。
それでも点と点を繋げて関わり合いを持たせていくのではなく、
ただ全てのことを点として捉えています。

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時間が流れているように感じるのは、過去を今に繋げているからです。
少しずつ過去が重なりあっているので、時間が繋がっているように感じるのです。
そんな風に、過去を作り続けることも可能です。
過去は今この瞬間と繋がっている流れと思うことで、それを可能にします。

または、時間は点であり、過去の出来事は過去のその点に置いたまま、
持ち続けることなく進むこともできます。

昨日、とても嫌なことがあったとしても
それは昨日のその点にあったものに過ぎません。
それはここにはもうありません。ずいぶん前の点に現れた出来事に過ぎません。
昨日のその点の出来事をいまも持ち続けて嫌な気持ちを感じ続けたいですか?
それとも、昨日の点はその場所に置いたまま、いまこの瞬間現れている点だけに意識を向け続けたいですか?
いまこの瞬間現れている点だけに意識を向け続けることが、「いまここ」という感覚です。

毎瞬、世界は本当に新しく生まれ変わっています。
毎瞬、新しい自分に生まれ変わっています。
昨日と同じ世界を、昨日と同じ私を作り続けたいですか?
それとも、今日初めての世界を、今日初めての私を作りだしたいですか?

時間は実は存在していません。
過去も未来もありません。
時間というのは人間が作り出した考えに過ぎません。
時間は「点」の連続です。

 

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