この見える世界では、何かを動かすためには「力」を使います。10kgのものを動かす力と、50kgを動かす力は違います。
「力」は無限ではありません。体重が50kgの人と、10kgの人とでは動かせるものが違うように、それぞれの力には限界があります。
これは物質的なモノを動かすことに対する話でしたが、「力」は、物質的なモノを動かすためだけでなく、人を動かしたり、流行を動かしたり、行動を動かしたり、時代を動かしたりと、様々なものを動かすものです。
ですが、「力」によって動かしたもの、動かされたものは反発が生じることがあります。例えば、権力や勢力などに動かされたものは痛みを生じることがあるものです。
多くの人が、力を得るために頑張ってきました。
いい学校に入学すること、いい成績を収めること、いい会社に入ること、資格を得て認められること、人の倍働いて地位を得ることなどなど。これらも力です。力を得ることで安心したいと望むのです。
ですが、「力」の可動領域は、この世界の1%です。
どれだけ頑張っても、狭い領域でしか機能しません。
「力」と「フォース」は同じものではありません。
「土」という1%の固まったこの世界に働く「力」に対して、フォースは100%の領域にまたがる力を指します。
フォースは、この世界の「力」とはまるで違うものです。
フォースは、空、風、火、水、土の五元素すべてと繋がって、源からエネルギーを動かす力です。
フォースは無限です。フォースと共にあることは、宇宙が自分の体を通して動くことを意味します。
フォースは無限の力です。
<フォースを手にする最善の方法は瞑想です>
フォースと共にあるとは、意識が広がった状態です。
それはこの地球全体に意識を広げるということではなく、「空」からこの実体のある領域へと意識を広げることを言います。
さて、海を見てみてください。
あなたの前に海が広がっています。
今、何を見ていますか?海を見ていますか?
おそらく海の表面を見ていると思います。
海とは、目に見える波面のことではありません。それは海のほんの一部です。水平線に広がる青い一面が、海全体の1%だと想像してみてください。99%の領域が波面の下にあります。
海を見るとき、見えているのは表面だけです。それがこの実体のある世界だと想像してみてください。
海の中に潜ると、そこには谷あり山あり、火山あり、様々な生き物の世界が広がっています。海の表面を見て、海を見ているということにはなりません。
海に船に乗って出るとき、波に負けないように頑張って漕いで目的地に向かうことが「力」だとしたら、海が動いて船を動かし、目的地に運ぶことが「フォース」です。
私たちの意識を99%のエネルギーの領域に向かわせ、それらとつながり、自分の意識として動かすことがフォースと共にあるということです。
フォースを手にする最善の方法は瞑想です。
瞑想は、ただ目をつむってリラックスするためのものではありません。
意識を99%のエネルギーの領域に向かわせ、それらとつながる方法です。
表面の自我の領域から真我へと潜り、真我から自我を観察する方法です。
それは、海の表面から最も深い海底に潜って、海底から海の表面を眺めることに似ています。
スターウォーズが始まりましたね。
観にいきたいです。