【弁才天の恋の落としだね】竹生島は地球に打ち込んだ祈りのアースパンクチャー

日本三大弁財天の一社に、琵琶湖に浮かぶ竹生島に鎮座する都久夫須麻神社(つくぶじまじんじゃ)があります。
【弁才天の恋の落としだね】竹生島は地球に打ち込んだ祈りのアースパンクチャー

琵琶湖という湖は世界で3番目に古く約600万年前にできたそうです。
琵琶湖にまつわる伝説にこんなのがあります。

「琵琶湖を掘った土が富士山になった」説、
「1万5千年前、地球の反対側に巨大隕石が落ちた衝撃で吹き飛んだ琵琶湖が、そのままイサナキとイサナミの最初の国づくりでできた淡路島になった」説、など。

琵琶湖の竹生島と淡路島の伊弉諾神社を結んだラインをまっすぐ南に伸ばした先には鹿児島神宮があります。

最南端の鹿児島神宮は、海神トヨタマヒコ(八大龍王)が娘のトヨタマヒメとその夫のホヲテミのために築いた宮なのです。
そして竹生島には琵琶湖の主として八大龍王が祀られています。

この八大龍王レイライン上に存在する都久夫須麻神社(つくぶじまじんじゃ)には、注目すべき伝承が遺っています。

 

都久夫須麻神社 童子迎えのご神事

当社弁才天の眷属である15童子のご神徳に願い(赤札)、そして感謝(白札)をささげる神事船に乗船し竹生島を一周し鎮めるご神事が「童子迎えご神事」。

童子というところから仏教のニュアンスの強いご神事なのかもしれません。
けれども、「童子」しかも「童子迎え」だなんて、イチキシマヒメが生き別れたという2歳の娘の広島民話を想起してしまいます。

そしてこちらの竹生島にはもう一つ恐ろしいような伝承があります。

 

浅井姫の飛んだ首“竹生島”の大きな働き

伊吹山の神と言われるタタミヒコ(イブキドヌシ)という神がおります。
ある時タタミヒコの姉で久恵の峰のヒサシヒメの娘、浅井岡山の神アサイヒメと背比べをしたところ、アサイヒメが背伸びをして少し高くなったのを怒ったタタミヒコはアサイヒメの首を切り落とした、というのです。
アサイヒメの飛んだ首が琵琶湖に落ち竹生島になった、と。

この二つの伝承をつなげるカギは、琵琶湖の特殊性にあります。

 

竹生島は琵琶湖にうちこんだアースパンクチャー

古伝に琵琶湖(あわうみ)の土をさらえて富士山に乗せ、それ以降富士山は特別なパワースポットになったことが記されています。パワフルな土が琵琶湖にはあったと当時から考えられていたのです。

宇宙から飛来した隕石のお話がありましたね。
隕石が衝突した衝撃波(周波数)によって宇宙由来の周波数が琵琶湖に到達し、特別な影響を与えたと考えられなくはありません。

つまり竹生島は、宇宙由来のパワー経路と八大龍王レイレインの交点上に打ち込むアースパンクチャーだといえるのです。
古来より神社は強力な大地の鍼の役割を担ってきましたが、竹生島全体がソレだと考えられます。

竹生島ができた原因となっているタタミヒコ(イブキドヌシ)は、祓戸四柱の一柱です。
邪や魔モノを、イブキ降ろして祓うことにかけて、右に出るものはありません。
危機管理の神様です。

あわうみと呼ばれた琵琶湖は時々氾濫したと言います。
日本の真ん中にある日本一の湖の上にあって、日本を襲う様々な災難を抑える祈りの場が竹生島なのです。

 

竹生島、童子迎え神事の本当の意味とは⁉︎

竹生島の、ご祭神の一柱であるアサイヒメは、イチキシマヒメの分身といえます。
ひょっとしたら生き別れた2歳の娘なのかもしれません。
その意味で“頭を切り落とした”という表現にもなるのかと。

八大龍王レイラインにある竹生島にやってきたイチキシマヒメの“分身”をお迎えしたのが、本来の“童子迎え”なのではないかと思えてなりません。

という事は、筑紫に「久恵の峰」「浅井の岡山」があるのかもしれません。
そういう名は、琵琶湖近辺には見つからないのです。
すると……

 

もし、若いイチキシマヒメが子どもを身ごもったとしたら、それはいつ?

築後地方に久恵八幡宮を言うお宮がありました。
その北東4㎞のところに岡山という山があります。アサイヒメの伝承で言えば、タタミヒコの姉のヒサシヒメが居たのが久恵の峰です。
そして浅井の岡山に、アサイヒメがいたという事なのです。
ヒサシヒメとは姉ではなく妻のイチキシマヒメのことだったとしたら、アサイヒメはイチキシマヒメの娘ということになります。

「イチキシマヒメが放浪の旅に出る前に、娘を一人もうけていて、その娘が強大な霊能力を現わしたので、夫によって連れ出され琵琶湖までやってきた。」その夫の名こそタタミヒコ(イブキドヌシ)です。

(冬の伊吹山)

夫となったイブキドヌシは、伊予阿波二名(いよあわふたな)の国を治めていました。
その勢力は一時、筑紫まで及んでいたと言います。
そして「成長した美しきイチキシマヒメを見初めてとつぎし、娘を成した。」と考えるとイチキシマヒメに娘があったという民話の真実味が帯びてきます。

恋した若い二人が結ばれた。
しかし、イチキシマヒメはただ美しいというだけの姫ではありませんでした。
後に厳島神社のご祭神となる霊威を持ち、その幼い娘が母の霊力を受け継いでいたとしたら。

神威があり、武力に優れていたさすがのイブキドヌシも姫の霊威に畏怖を覚えたことでしょう。
それは周囲には「怒り」ととられることもあったでしょう。
その後、紀伊半島に駆り出され琵琶湖へ伊吹の山へと、国を揺るがす輩を追い払うために、イブキドヌシは進撃しました。
イチキシマヒメの大事な娘を連れて。

イチキシマヒメの娘が行方不明になったという民話は真実を伝えているのかもしれません。

(朝焼けの竹生島)

竹生島のアサイヒメのものがたりには、不思議がいっぱいです。
いずれにしても、この小さなヒメが竹生島に鎮座することで、琵琶湖は守られているのです。

 

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