心の色「トゥルーズカラー」は、あなたの心の土台を教えてくれる 〈サマー編〉

今回からタイプ別の「トゥルーズカラー」をお伝えしていきます。

1回目の今回は 「サマーの心」 についてです。

一言で説明すると、前話にも載せた下記の表現になります。

 

サマー:繊細で気遣いが細かく人との調和を重んじ、平和感が大事な気配り型

人間関係において、空気が悪くないことが一番の心地良さと感じるので、人のために気遣い喜ばれることで生き甲斐を感じる貢献心の高さがあります。慎重で用意周到、責任をもってやり切ろうと頑張るのも、自分以外の人をガッカリさせたくないというホスピタリティ精神からくるものです。

 

サマーの色の特徴を細かく見ることで、その心理が見えてくる

サマーというグループの色の特徴を見ると、原色(純色)に、白・グレー・水のいずれかを混ぜて色をゆるくすることで出来上がっています。
絵の具のチューブから出したままの鮮やかな色が原色とすれば、その鮮やかさを白で明るくするとパステルに、グレーで握らせるとアンニュイな濁色のグレイッシュパステルに、水を足せば密度がゆるいライトトーンに変化します。
ということは、この3方面に心も分化するとも言えます。

●白で薄めた心     ・・・  爽やかで優しく上品な雰囲気
●グレーで薄めた心   ・・・  ダークグレイなら落ち着きみ
・・・・・・・・・・・・・・・  ミディアムグレーならソフィスケイト
・・・・・・・・・・・・・・・  ライトグレーならデリケートで複雑
●水で薄めた心     ・・・  クリアでストレート

この3種の心のどこが一番自分に近いか、割合が多いかでサマーの中のさらなるポジションが見えてくるでしょう。
私もサマーですが、グレーで薄めた色の状態が私の心理であり、実際にその色合いが似合います。

最も似合うのが「ライトグレーで薄めた複雑さ」です。

 

色の特徴が示す3つの心理が、微妙に絡まり合って、あなたの心の立体を構成している

ポジティブな部分を表現すると、このように言えるでしょう。

白で薄めた心   ・・・  誠実で几帳面、礼儀正しい、真面目、着実、親切
グレーで薄めた心 ・・・  複雑でデリケート、慎重、控えめ、努力、貢献、敏感
水で薄めた心   ・・・  ふんわりしたほのぼのさ、軽快、無邪気

ネガティブな部分をみていくとこう表現できるでしょう。

白で薄めた心   ・・・ 人のために頑張りすぎる、人を傷つけてはいけないとNOを言えない
グレーで薄めた心 ・・・ 詳細が気になりすぎて前に進めない、頑張ることと犠牲になることをはき違える
水で薄めた心   ・・・ 単純で感覚的、思考的冷静さに欠ける

 

サマーには、清々しさと複雑さと単純が混在した、わかりにくい繊細さがある

このように分類してみると、繊細で複雑で敏感な性質があると解ってきますね。逆に言えば、わかりにくく一言では言えない様々なパーツで構成されているような心理面があります。だから、紫陽花のような形状の花に例えると、「雨のしずくを滴えて、煙った曇り空に下でしっとり咲く」 といった梅雨時の情景とともにイメージが湧きやすいと思います。

単純明快な回答をサマーの人に求めるのはお門違いです。
その繊細さや気配り力に感謝して、お世話をお願いするのが、サマーの上手な使い方です。
面倒見がよく誠実に助けてくれる縁の下の力持ちですから。

次回はウィンターの心のお話をいたします。

 

《後藤妙子 Taeko Goto さんの記事一覧はコチラ》
https://www.el-aura.com/writer/taekogoto/?c=153246