夏は汗がつきもの。でも、その汗は良い汗ですか?

汗をかくというと悪い印象もありますが、悪い汗ではなく、自然の良い汗をかけるようになると、「自分自身の体調管理がしっかりとできている目安にもなります」ので、汗をかきやすい季節だからこそ、自分の汗の状態に気をつけてみませんか
夏は汗がつきもの。でも、その汗は良い汗ですか?

【夏につきものの汗】

いよいよ、本格的な夏が近づいてきました。「夏になると汗をかくのは人体の摂理」です。世界的に気温が上昇する傾向にある一方で、日本などの先進国はエアコンによって、汗をかきにくくなっている人も増えてきています。「汗をかくと不快で、服が汚れるし、臭いもするから、汗はかかないほうがいいのでは?」と思うかも知れませんが、実は汗をかかないと多くの不具合が発生するのです。

 

【汗をかけないことで引き起こされるトラブル】

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冒頭でも触れたように汗をかくというのは、人体の摂理です。にもかかわらず、汗をかかないとどうなるのでしょう? まず、「体温の調節を行えなくなります」。このような状態になると「熱中症」になったり、発熱に対応するために「新陳代謝が落ちて」しまいます。新陳代謝が落ちると、「太りやすくなるのはもちろん、体臭がきつくなったり、肌のトラブルも発生」してしまいます。つまり、メリットよりもデメリットの方が遙かに多くなるのです。

なかなか、ここまで深刻な状況に陥ることはありませんが、その直前の状態になっている人は実は多く居ます。そういう人は汗をかいたとしても、「悪い汗になってしまう」のです。同じ汗でも、その成分によって、身体に悪影響を与えることがあります。通常の汗は、「粒が小さく、さらさらしており、ほとんどが水分で構成されて」います。それに比べると、「悪い汗はべとべとしており、汗の粒が多く、しょっぱい味がする」のです。

 

【良い汗と悪い汗、汗の成分の違い】

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「汗はしょっぱいものではないの?」と思うかも知れません。大量に汗をかいた後に、洋服に塩がついたというような話もありますが、これは「汗に塩分が含まれているために起こる現象」です。このために、しょっぱいイメージが強い汗ですが、本来は「水分だけのもの」なのです。

汗の成分について紹介する前に、なぜ汗をかくのかについて簡単に説明しておきます。基本的に汗は「身体を冷やす」ために排出されるものです。人間の身体は高温に耐えられるようにはできていませんので、汗をかくことで、「体温を調節している」のです。体温を下げるように指令が発せられると、「汗腺と呼ばれる汗を排出する器官が、毛細血管から水分を吸い上げます。このときに、通常は塩分やミネラルといった身体に必要な要素を戻し、水分だけを汗として排出する」ようになっています。

つまり、「塩分やミネラルといった身体に必要な成分までも排出してしまっている」のが「悪い汗」となります。このような汗が出るのは、これらの成分の再吸収がうまくいっていないことが原因。なぜ、うまくいかないのか? それは「汗腺が正常に機能していないから」なのです。

 

【現代人の汗腺は休眠状態】

通常人間の身体には「300〜400万個という膨大な数の汗腺」が存在しています。これらがすべて機能していれば、再吸収も問題なく行われるのですが、現代人はエアコンの使用や運動不足によって、汗をかく機会が減っているために、機能しない「休眠汗腺」が多くなっています。つまり、「汗腺の数がたりないために、再吸収が間に合わなくなる」というわけです。汗をかく機会が減っただけでなく、ストレスや睡眠不足、食生活の乱れなども汗腺の機能が落ちるとされていますので、多くの人が汗をしょっぱいと思うのも当然といえるでしょう。

熱中症の予防として、水分だけでなく塩分を取ることが推奨されていることからもわかるように、悪い汗によって塩分が体内から排出されてしまうと、当然ながら熱中症になりやすくなってしまいます。さらに症状が進むと、冒頭で紹介したように汗をかかない体質になり、より多くのデメリットが生じてくるわけです。

 

【汗腺を活性化させるためには、運動か入浴】

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このような悪い汗をかかないようにするためには、「汗腺を活性化させることが大切」です。汗腺は休眠しているだけであって、なくなっているわけではありませんので、「積極的に汗をかく」ことができれば、復活してしっかりと活動をはじめてくれます。そのために、最も簡単な方法は「運動をする」こと。汗をかくような運動を日常的に行っていると、汗腺は当然ながら目覚めてきます。

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わかっていても、毎日のように運動をする時間はない、という方も多いでしょう。そういう場合は、「ぬるめのお湯で半身浴をする」のがオススメです。ゆっくりと入ることで汗が出て、デトックス効果をもたらし、さらに汗腺が目覚めてきます。また、基本的には、なるべくエアコンには頼らず、扇風機を利用して「身体を冷やしすぎないように生活する」というのも重要です。

汗をかくというと悪い印象もありますが、悪い汗ではなく、自然の良い汗をかけるようになると、「自分自身の体調管理がしっかりとできている目安にもなります」ので、汗をかきやすい季節だからこそ、自分の汗の状態に気をつけてみませんか?

Good sweat and bad sweat.
Guideline of the health is sweat.

 

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