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ワンコの睡眠は人の2倍!? ワンコが熟睡しない原因と、良い睡眠を与えるためにできることを大解説しますワン!

人間と犬のレム睡眠とノンレム睡眠。その違い。ワンコの睡眠は浅くうつらうつら。愛犬の健康を守るためにできること

TRINITYワンコも、平日は毎朝9時に出社。
夜はしっかり寝ているはずなのに、ワンコたちのお昼寝休憩はzzzzzz……

夜も寝るし、昼も寝る、更には暇な時にはしょっちゅう寝る……

犬ってなんかうらやましいな〜。
そんな事を思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし犬からしたら寝るのも仕事。
成犬で一日あたり12時間〜15時間の睡眠が必要とされているんです。

人間が寝不足になったらストレスが溜まったり、情緒不安定になったりするのと一緒で、
ワンコも睡眠不足になるとストレスが溜まってしまいます。
ご飯も睡眠もしっかりとっているのに最近元気が無い場合は、
「睡眠」に関係があるかもしれませんね。

人間と犬のレム睡眠とノンレム睡眠。その違い

レム睡眠とノンレム睡眠という言葉を聞いたことがありませんか?
簡単にいうと、レム睡眠は体は眠っているけど眠りが浅く、脳は起きているような状態のこと。
それと逆にノンレム睡眠はぐっすりとした状態の眠り……。
まさに熟睡のこと

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人間のレム睡眠とノンレム睡眠 出典:nemurinavi.com

人間はこのレム睡眠ノンレム睡眠90分ごとの周期で繰り返し、
一晩8時間眠るのに5回繰り返しているんです。
気持ちよく起きるためには、起きるタイミングをしっかり計算して、
レム睡眠状態のときに目覚めるといいと言われています。

また、ノンレム睡眠(深い眠り)は睡眠の深さによって4段階に分けられるのですが、
グラフをみてもレム睡眠(浅い眠り)の部分はわずか少し。
成人だと睡眠時のうち約8割がノンレム睡眠(深い眠り)、
約2割がレム睡眠(浅い眠り)になっているんだとか。

これに対し、ワンちゃんの場合はどうか?

人間は上記グラフを見て頂くと分かるように、
人間は90分感覚でレム睡眠とノンレム睡眠のそれぞれ到達点に達する訳ですが、
専門家によるとワンコは20分感覚でこのインターバルを繰り返しているとのこと……。
ワンコの脳は寝たり起きたりの繰り返し……さらに複雑な周波となっており、
トータルではレム睡眠(浅い眠り)8割、
ノンレム睡眠(深い眠り)がたったの2割しかない
と説く専門家もいるんです。

ワンコたちが人間の友達になる前は、厳しい野生の世界で生きてきました。
けれども、ワンコたちが人間の大切なパートナーになった今も、
いつ襲われるかもわからない、自分の家族を敵から守る、などのDNAに沁みついた習慣は、
現在にも続いているのです。
今は愛玩犬と言えども「僕の大事なボスを守らなきゃ」と、
すやすや眠っているようでもお耳がピクピク
佐川さんが来ようものなら、誰よりも先に行って「ワン!」と
威嚇するようなワンコちゃんたちも多いのでは。
お宅のワンコちゃんはいかがですか?
だから、ワンコの睡眠が浅いのはとても意味があることなのですね。

眠りの浅いワンちゃんだからこそ、質の良い睡眠をとらせてあげましょう。

ワンちゃんの健康維持としっかりとした睡眠をとる為にすべきこととは?

人間同様規則正しい生活をする
食事の時間をしっかりと決め、ワンちゃんの体内時計を狂わせないように徹底します。食事がズレるとうんちの時間もズレてしまい、さらには習慣のズレが睡眠のズレとなり、それがストレスへの原因に! ワンコは赤ちゃんみたいに繊細ですからお父さんお母さん目線で大事に育てましょう。ただし、ワンコは人間の世界で生きています。ワンコご飯に縛られて、外出もままならなくて愛情が揺らぐくらいなれば、時にはワンコに「ごめんね」という時があっても仕方ないでしょう。「できるだけ」。この言葉を大事に、一番のワンコの栄養は人間(飼い主)からの愛情だと再認識してくださいね。

一日一回はお散歩を!
ワンコもお日様の光を浴びたいもの。 ずっと家の中にいたら不満がたまってしまいます。うちの子、紙類を食いちぎるんですって行動も、エネルギーがあり余っているから、なんてことは往々にあるようです。日々の生活の中で、ワンコが元気な時間帯を見つけ出し、そのタイミングで毎日欠かさずお散歩しましょう。冬は早や夜は避けて温かい時間に。夏は早朝や夜に。夏のアスファルトは火傷の原因になり得ます。春秋は爽やかな朝の時間はいかがでしょう? 歩くことで気がつけば愛犬と共に自分も健康になっているかも? もちろんそれも大事なこと! 飼い主の感情はペットに伝わりますので、互いに気持ちいい環境を日々作りましょう。

心地よい睡眠環境を!
夜が来ると眠くなり、朝が来ると起きる。夜行性でない限り自然界の生き物はこうした生活習慣を送っています。
もちろん夜には日が沈み、暗くなる……。暗くなって、みんな寝ると静かになる……。そう、ワンコも寝るときは暗くて静かな場所でお寝んねしたいんです。逆に朝になったら光を浴びさせて、目が覚めるようにすることもとっても大事。飼い主さんが昼夜逆転の生活をしていたらワンコも夜にスヤスヤは難しいですね。飼い主さんが自分の生活を律するということも大事になってきそうです。

幸せな犬の飼い主さんは「幸せ」。犬を幸せにしてあげたい! そんな気持ちはいつの間にか自分に返ってきます。犬の睡眠は大事な飼い主様を守るためにもうつらうつらしたもの。その分、飼い主様は爆睡できます!!

♡「いつもありがとう」♡