末吉愛の「あなた本来の輝きを呼び覚ます ワクワク☆ミラクル自己実現メソッド」 PART.49~好きなことをして生きる秘訣(その1)~

人は、嫌いなことは継続できないと思います。 「嫌だ、嫌だ」と言いながらやめずにいることを、「好き」と呼ばずに、何と言うのでしょうか。

≪ 流行りの、「好きなことをする」≫

天職のこと「わかち愛」マインド(あり方)について、「無料メールレッスン」という形でメルマガを書いているのですが、そのメルマガに登録される際に、このようなメッセージをくださった女性がおられました。

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事業とか以前に、【わかち愛マインド】って理想です。
巷に溢れてる、女性性、好きなことをする、やりたくないことはやらない、とか、なんか疲れました(笑)
好きなことして、やりたくないことはやめて
でもそういうこと以前にもっとあたたかいものを築きたい……そんな思いで最近いっぱいです。
ふと、そのヒントが貰える気がしました。

(一部省略しています)
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わたしは詳しくないのですが、ここ数年のことでしょうか、「好きなことをしよう」、「やりたくないことはやらないくていい」といったメッセージを発信する人が増えているようです。

もしかしたら、わたしもそのうちの一人なのかもしれませんが(事実似たことをコラムやブログで書いています)、無料メールレッスンにご登録くださったその方は、それらとは違うものを感じてくださったのだと思います。

「起業女子」という言葉があるようで——googleで検索欄に入力すると「起業女子 自撮り」、「起業女子 痛い」などといった言葉が並びますが——どうやら流行っているようです。

「わたしは好きなことしかしません」、「やりたいことだけやっていても事業はできます」、「わたしは(この自撮りからわかるように)こんなにも充実しています」。

そういった発信をしている女性が多く、そして、自分もそうなりたいと少なからず思ったことのある女性が、たとえば会社勤めをするなかで、どうしたって「好きなことだけ」、「やりたいことだけ」やるなど不可能で、SNS上での、いわゆる「キラキラ女子」を目にするたびに、苛立ちとむなしさ、自己否定感を抱かずにはいられない、そんなことがあるようです(ちなみに冒頭の女性のことではありません)。

 

≪ すでに好きなことをしている ≫

このことを知って、ふと思ったことが2つあります。

1つ目は、「誰もがすでに好きなことをしている」ということ。
2つ目は、「快・不快と、やりたい・やりたくないは別」ということです。

まず、「誰もがすでに好きなことをしている」ということについて述べてみたいと思います。と言っても文字通りなのですが、別な言い方をすれば、「生き方は選べる」ということです。

苦行が好きな人は、何かにつけて深刻に捉え、つらい思いをするまで、人によっては体を壊すまで頑張ります。それが当然だとか、責任だと思っているのです。好きで選んだ生き方です。

自虐が好きな人は、どんなことでもいちいちネガティブに受け止め、足りないところばかりに目を向け、自己を否定し、責め立て、まるで十字架を背負っているかのようです。好きで選んだ生き方です。

嫉妬が好きな人は、とにかく自分と人を比べるのが趣味で、相手の優れたところ、美しいところを見つけることに長けているいっぽう、ケチをつけることに余念がありません。そうやって少しでも、自己価値の低さを感じなくて済むようにしています。好きで選んだ生き方です。

他にも、不平不満をもらすのが好きな人、被害者意識に浸るのが好きな人、現実逃避が好きな人、色々です。
自分で「好きで」選んでいます。そうでなければ、このようなことは、一刻も早くやめたいと思うのではないでしょうか。誰に命じられたわけでもないのだから。

わたしたちは、それがどんな生き方であれ、自分の人生に対して、自分で好きで選んだのだということを認めなければなりません。そうでなければ、望ましく思えないライフスタイルから抜け出すことができないのです。