末吉愛の「あなた本来の輝きを呼び覚ますワクワク☆ミラクル自己実現メソッド」 PART.45~本当の幸福のために決めること(その1)~

わたしたちは、求めるものを間違っていました。 物理的世界で欲求を満たすことは「真の幸福」にはつながりません。 本当の意味で「人生の変化」を望むならば、「心の変化」に焦点を合わせるべきでしょう。

努力次第で人生が変わるなどということはありません。
報われない努力というのが山ほどあることでしょう。
当然のことです。
「どんなに必死になっても、すべて自分の思い通りにコントロールすることは不可能」というのが、うたかたの夢の世界の「ルール」だからです。

「求めよ、されど与えられぬ」。
これがうたかたの夢の世界のからくりで、「真実」の世界とは逆になっています。
わたしたちは「求めよ」という囁きに惹かれているだけで、勝手に幸福な結末になるだろうと期待しているだけなのです。

 

≪ 本当の幸福な結果 ≫

一見、「幸福な結果」が出たように思えるときがあります。
思い通りに事が運んだ場合です。
それが本当に「幸福な」ものかどうかは、心を観ればわかります。

一過性のものであれば、「怖れ」は消えることがなく持続し、「もっと頑張らねば」、「次も成功させなければ」という考えが浮上してきます。
これは罠です。
このときの「幸福な結果」は、ある意味「偽物」だったと言えます。

「本当の幸福な結果」には永続性があり、「形」を超えています。
だから「怖れ」が出てくることはなく、「次のプラン」など必要ありません。
「本当の幸福な結果」は完結しているのです。
続きなどありません。

続きがあるというのは、つまり、その結果は一時的なものであり、「完結」していないということを意味します。
たとえば「月収100万をクリアできた、幸せだ、次は200万だ!」という発想にはそれが顕著に表れていると言えるでしょう。
このときの心にあるものは、「真の満足感」や「真の喜び」ではなく、「底知れぬ不足感」、「怖れ」そのものです。
これのどこが「幸福な結末」と言えるでしょうか。

 

≪ 真の幸福を ≫

わたしたちは、求めるものを間違っていました。
物理的世界で欲求を満たすことは「真の幸福」にはつながりません。
本当の意味で「人生の変化」を望むならば、「心の変化」に焦点を合わせるべきでしょう。
言い換えるならば、「不足している」というものの見方を手放して、「真に満たされている」、「愛されている」という「真実」を思いだすために、人生を使うということです。

つまり、2つの「あり方」のうち、「自分で人生を築き上げる」というかなしい夢、永久に真に報わることのない夢を見続けるほうではなく、「人生を明け渡すことで目を覚ます」ほうを、「真の幸福」を選ぶということ。まず決めるのはこのことです。

興味深く、そして非常にありがたいことだと思うのですが、わたしたちがこれを決めることはすでに決まっています。
あとは「いつ」にするか、それだけが自由意志として任されているというだけのことなのです。
今世これを見送ってもいいし、「今」決めてもよいということ。
真に幸せな選択をしたいものです。

この次に「決める」ことについては、次回取り上げたいと思います。

 

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