末吉愛の「あなた本来の輝きを呼び覚ます ワクワク☆ミラクル自己実現メソッド」 PART.42 ~「うすうす」は「サイン」~

「直感」は外からやって来るのではなくて、内側から、つまり“自分自身”からやって来るものなので、本当はすでに「答え」をわかっているし、今何が大事かということに「うすうす」気づいているのです。

≪ 「自分」からやって来るもの ≫

前回の記事PART.41に引き続き、「直感」をテーマに今回も深めてみたいと思います。

「直感」というのは、大仰な働きかけのことではなく、ほんのちょっとした感覚のことで、誰でも受け取っているものなのですが、だからこそでしょうか、「これは自分が考えたことなのでは?」という思いを持ってしまう人が多いようです。

それはそうかもしれませんが、まず明確にしておきたいのは、「直感」というものは「自分自身」からやって来るということです。
自分ではない謎の存在が摩訶不思議なことを起こすことによって伝えられるものではありません。
「他人」からやって来るものではないのです。

多くの人が言う「自分が考えたこと」というのは、むろん、エゴの思いのことを指しているのだとは思いますが、確かにこれも「自分」から出てきたものです。

「直感」も「自分が考えたこと」も自分から生まれたものですが、それでは何が違うかと言うと、「直感」は高次の自己(ハイヤーセルフ)からやって来たもので、「自分が考えたこと」は自我(エゴ)から湧いたものだということです。

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≪「直感」と「エゴの思い」 ≫

では「直感」と「自分が考えたこと」(エゴの思い)はどうやって区別すればいいのでしょうか。

広辞苑(第六版)によれば、「直感」とは、「説明や証明を経ないで、物事の真相をただちに感じ知ること。すぐさまの感じ。」と説明されていますが、前回も触れたように、「なぜそう感じたかはわからない」というのが特徴だと言えるでしょう。

「直感」であれば、心地よさや穏やかさを感じることが多く、もたらされたタイミングや内容そのものに意外性があったり、ときには何かスパークするような、一瞬光が走るような感覚を受けることもあります。
ハッとする感じ、なるほど! とあっという間に納得できる感覚、あるいはなぜか確信を持てる状態とも言えます。
そして広辞苑にも示されているように、時間は要しません。
一瞬でやって来るものです。
つまり、思考のプロセス(思考する時間)というものがなく、ないために、「根拠はないけれど、なぜかそう感じた」、「なんとなくそんな気がした」ということになるのです。

いっぽう、エゴの思いはと言うと、一応(自分のなかでは)筋が通っている(根拠がある)、防衛的、閉鎖的、否定的というのが特徴で、必ず怖れから生まれている考えのことです。これは時間を使います。あーでもない、こーでもないと考えを巡らせ、何かしらこじつけ、最終的に「だからこうだ」というふうに着地します。

これらの特徴の違いから、「直感」と「エゴの思い」を区別することができると思います。