動物

塩田妙玄さん連載コラム① 飼い主の人生と天に帰るペットの時間が止まってしまうペットロスについて

「HONKOWA-ほんとにあった怖い話-」にて、『ペットの声が聞こえたら』(漫画・オノユウリ)連載中! 塩田妙玄さんのコラムがいよいよTRINITYにてスタート!!
塩田妙玄さん連載コラム① 飼い主の人生と天に帰るペットの時間が止まってしまうペットロスについて

トリニティ読者の皆さま、はじめまして、高野山真言宗僧侶の塩田妙玄です。

現在、私は、カウンセリングやペットのご供養、寺院でのお勤めの他、書籍の執筆などをしています。また動物たちとのご縁をいただき、某県にある犬猫保護施設のボランティア活動もしています。

私がお手伝いする保護施設は500坪の敷地にフェンスと猫返しをつけ、保護された犬や猫たちが自由に飛び回り暮らしています。

このコラムでは、そんな保護施設やご供養の現場で私が体験した不思議な出来事や、ときどき聞こえてくる、あるいは感じ取る動物たちの言葉にまつわる出来事をお話しさせていただきます。

今回はペットロスについてお話ししたいと思います。

 

愛おしいあの子との別れ、どう乗り越えればいいの?

一緒に暮らす愛おしい「うちの子」。そんなうちの子が病気になると、「替わってあげたい!」と苦しみ、「手放したくない! ず~っと一緒にいたい!」と多くの方が思われることでしょう。

宝物のように大切にしているペットが、私たちの手をすり抜け、天にお返しする時ほど、苦しいことはない。人生にこんな悲しみがあるなんて……。

ご供養にいらっしゃるほとんどの方がそんな苦しさを吐露されます。

ですが、天から預かった宝物には、天に返す時が必ず来るのです。

コラム1①

©オノユウリ

私の友人のアフロというコリー犬はそれは賢く、美しいわんこでした。

アフロはナルシストである反面、優秀なセラピードックでもありました。

自分の美しさを知っていたアフロは、めったに人には触らせない高飛車(笑)な犬でしたが、病気のご老人や淋しそうな子供を見ると、「触っていいよ」と自ら近寄っていく、とてもやさしい子でもありました。

飼い主さんはものすごくアフロを溺愛し、どこに行くにも一緒で、口癖のように「アフロは美しい子。誇らしい子」と、語りかけていたのが印象的でした。

毎日、丹念にグルーミングされるアフロの被毛は、サラサラで光輝き、触った人が思わず笑顔になるくらいきれいでした。

そんなアフロですが、晩年、顔に癌ができ、美しい顔が日に日に侵されていきました。

このアフロのように外見が変貌していく病気は、飼い主さんに強烈な印象を与えます。今までその子と過ごした幸せな人生ではなく、その子が病気で苦しんでいる最後の時間で、飼い主さんの人生が止まってしまうことがあります。

コラム1②

©オノユウリ

あんなに愛されて、多くの人を癒し、素晴らしい人(犬?)生を送ったアフロなのに、ご供養させていただいた時に、まだ一番苦しい時の姿でいることを私は感じました。

なんでだろう? と思っていると、飼い主さんがアフロの一番苦しい時の姿ばかりを繰り返し思い出し、苦しみ、号泣し、その時間軸にいつまでもとどまっているのです。

もうそんな苦しみから解放されていいはずのアフロが、飼い主さんのその強烈な思いを受けて、まだ一番苦しい姿でとどまっているように私は感じました。

飼い主さんの強烈な思いがご自分の人生の時間も、天に上がっていいペットの時間も止めてしまっていたのです。

 

癌で苦しみながら亡くなったアフロ。彼が心から願ったこととは?

そんなアフロのご供養を重ねていく中で、アフロは苦しい姿にとどまっている自分の身体のことではなく、泣き続けている大好きなお母さんを心配して、

「妙玄さん、お母さんに“キラキラ光る人生をありがとう”って伝えて」

と訴えているように感じました。

コラム1③

©オノユウリ

私は飼い主さんにアフロの言葉をそのまま伝えました。

飼い主さんはアフロの思いに気づいた時、今まで手放せなかったアフロの一番苦しい姿ではなく、一番輝かしい姿を思い出せたんですね。

その瞬間、アフロの苦しげな姿は、生前私が知っている黄金色の被毛をなびかせる、美しいいつものアフロの姿に変貌したイメージを受け取りました。

 

私たちがペットを思う時は、同様にペットたちも大好きな飼い主さんのことを思っています。愛は一方通行ではなく、相互通行なのです。

愛しいペットを亡くされた方は、どうか最後の苦しいその子の姿ではなく、長年あなたが見てきた幸せで愛らしい、「いつものあの子」の姿を思い出してあげてください。

そのような幸せのイメージを送ることは、とてもパワフルなご供養になりますよ。

天であなたを待つ、愛おしい子にそんな愛のエネルギーを送ってあげてくださいね。

大丈夫。必ず届きます。

そのエネルギーの通り道は唯一、「愛している」という絆ですから。

 

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