トランプ氏がアメリカ大統領選挙で勝ち残りましたね。
ほんとに不思議だと思いませんか?
ヒラリー・クリントンさんとの戦いになったんですが、選挙民の反応は2人の中傷合戦にうんざりしているムードでした。
お互いの非をつつきあって、お互いがいかに大統領にふさわしくないかを言い合うという不思議なムードの中選挙が行われ、まさかのトランプ氏当選。
どちらに投票するのも嫌だという意見もたくさんある中、自分にとって生活がさらに悪くならないように、まだましな方を選んでおかないといけないから、選挙に行く。そんな選挙だったのかもしれません。
そんなに嫌なら、この2人になるまでに他の候補を選んでいれば、よかったんですよね。
ですが、選挙までは理想を語って、当選したらそれほど状況は変わらない、そんないつも通りの無難な大統領を選ぶ余裕が、今のアメリカにはないんですね。
平たく言えば、世界の警察だったアメリカはもう、資金不足なわけです。
メキシコから入ってくる違法移民のせいで、中級階層が職を追われて、これまでの白人アメリカ人の平均的生活を送れなくなっている。
トランプ氏への票は、こんな不満を持つ中流階層アメリカ人に支えられたそうです、……
何をおっしゃるウサギさん。
アメリカは今でも差別制度の国だそうです。
以前に、アメリカで仕事をしていた友達が言ってましたが、今でも明らかに人種によって扱いが違うそうです。
もともと、アメリカ経済は奴隷のように働かされるメキシカンとチャイニーズの超低賃金の労働力によって支えられていたそうです。
アメリカ国内に植民地があるような状態なので、強いアメリカが成り立っていただけとか、……アメリカ国民誰もが認めないけれど、誰もが知っている事実だとか。
強いアメリカはそんな後ろ向きな意見は口にしません。
自由の国アメリカでは実力次第で這い上がることが出来るのも事実だからでしょうか?
もともと貧富の差が激しいアメリカで、その差がさらに大きくなりました。
これまで富んでいた人は、さらに富みましたが、富んでる側の人数は減りました。
貧しい者は、より貧しくなり、貧しい側の人数は増えました。
富んでた人たちが貧乏な人たち側へ引き込まれていっているから、耐えられなくなったわけです。
強い者が勝ち、成功者が富を得るアメリカンドリームの限界点なのかもしれません。
ただ単純に、これまで見ないようにしていた貧しい側に、自分が入っていきそうなので、あわてているということです。
自分が貧しい側に入って初めて、貧しい側の気持ちがわかるのでしょう。
これまでの人類の歴史ではたびたびこういうことが起きると、どうなるか?
そうです。そんな時はいつも、戦争に発展してきました。
これは、大いなるチャンスなんです。
アメリカ国民が、EU諸国が、先進国が、
不満を他人にぶつけて、より自分の事だけを優先するか?
それとも、
これまで見もしなかった弱者に愛を分かち合えるか?
苦しいと思う出来事がやってきたら、気づくチャンス。
いずれを選ぶにしろ、このチャンスで愛に気づけなければ、これまで貯め込んだ財なんて、無くなってしまうんですけどね。
世界はつながっています。
地球の表面で、水も空気も資源も共有しながら、つながっています。
私はiPhone を使っていますが、アフリカの大地から掘り出したレアな鉱物を使って出来ていて、世界中がお金でつながっているので、iPhoneを日本人が使えるわけです。
そのお金の分配が偏ったりするので、アフリカで紛争が起きます。
因果が巡り巡って、世界中でテロが起きてるわけで、実のところ日本人一人一人にもつながっています。