世界が平和になって、生態系をこれ以上破壊せずに、人類が永続できる方法

世界が平和になりますように、人類が永続できますように。

人類だけができて、他の動物にはできないことは何でしょうか?

道具を使うことですね。
その中でも、最も重要な道具は火、
火を使うことがエネルギーを使いこなす最初の一歩だったのかもしれませんね。

そして、丸いものが転がるのを発見、流用して車輪を発明、エネルギー効率を最大限高めました。

そして、内的な表象(感情の伴うイメージ)を音で表現するうちに、言葉を創り出しました。

大きく分けるならば、これらが人間にできて、一部の霊長類を除いて動物にできないことでしょうか。

 

では、これらの出来る事で、人間は何を創りだしたのでしょうか?

一つは文明ですね。
道具は進化して道具で溢れる科学文明です。
共同でコミュニティーをつくり国家ができます。
貨幣での価値の交換を行うようになりました。
芸術や文化も発展してきました。

もう一つは文明と対になっている生態系の破壊です。
自然の生態系の中では、多種多様な生命が、生命の維持と種の保存を行い続けることができます。そう言った環境を保つための自然循環が働いています。
ですが、人間が文明の副産物として、分解されにくい物質を創りだすことで、この自然循環のサイクルからはみ出してしまう物をたくさん作り出しています。

たくさんの火は、自然循環が追いつかないスピードで、二酸化炭素を増やして大気の成分量を変えていきます。

自然からは、火を使う量を減らすようにと言われんばかりに、気温が上昇して過ごしにくくなります。

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自然の浄化機能では間に合わないスピードで、分解されにくい物質が増えていくのです。

発展途上国では、工場の廃液を垂れ流して、どんどん川や海の水の中に、土の中に分解されにくい物質が増えていきます。
最貧国では、プラスチックをどんどん燃やして、ダイオキシンなどを大気の中に混ぜて行っています。

我が日本は、福島の原発から海の中に、放射線の放出をなかなかやめられない放射性元素を垂れ流して、生命維持と種の保存を脅かしています。

だんだん感覚が、麻痺していくもので、こんなに急激に生態系が脅かされても、毎日の生活では、気にしなくなってきている。

もうそれはまさに、ゆでガエルですね。

お鍋に水を入れ、カエルを入れます。
とろ火で、じっくり加熱して、お湯の温度を上げていますと……、
冷血動物であるカエル君は、自分の体温の上昇に気づきません。
慌てることなく、危機回避の行動を取るでもなく、そのまま煮立ってしまうのです。

このまま行くと、自然循環のサイクルからはみ出したものが増えすぎて、生態系を維持できなくなっていくでしょう。

風の谷のナウシカのように、マスクなしでは、呼吸することができない世の中になるでしょう。

食べ物の中に含まれる放射能の量を測定するのが当たり前になっていますが、つい最近まで、それは、映画マッドマックスの中だけの異常事態だったはずです。

悲観的に見たり、誰かを悪者にして、被害者の顔をして、批判したり抗議しても仕方ありません。