千姫の~現代を生きる中学生【不思議探しの旅】 第1話

お子さんをもつ親御さんなら、知らないことを問いかけられ、ご自身の経験をもとに多くのアドバイスをしていることでしょう。では、占い師でありながら母親でもある。毎週タロットアストロロジーを執筆している、千姫さんの場合はどうでしょう?
千姫の~現代を生きる中学生【不思議探しの旅】 第1話

【翼と占いの出会い】

私には、中学1年生の翼、小学1年生の空、息子二人がおります。

私は、長男・翼が生まれる前から占い鑑定師をしており、キャリアは19年。
妊娠中は勿論、陣痛室にまで占い原稿を持ち込みながら書いていました。翼が生まれてからも、産後2週間で仕事復帰。だから、ウチの息子達の身近には、いつもタロットカードやホロスコープや四柱推命の本がありました。
息子達が幼かった頃は、いつも忙しい私に構って欲しかったのか、四柱推命の教科書に落書きされてしまった事も今となっては懐かしい思い出です。

さて、当時の幼かった翼にとってタロットは、トランプみたいだと思っていたようです。
しかし、絵柄に怖い物があるので(死に神とか悪魔とか)アンパンマンのトランプのほうが良い、と感じたのか、触れる事はほとんどありませんでした。

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でも、私の持っているタロットにはいつか触ってみたい、という興味は常にあったようです。

 

【妖怪ウォッチブームと子どもの気持ち】

今から2年以上前から妖怪ウォッチが流行り始めました。翼も空も夢中になって見ていましたね。メダルや時計が発売され、欲しくて欲しくてたまらなくて、近くのトイザらスに朝から並んだりしました。
「商魂たくましい、このヤリクチが嫌い」と私は妖怪ウォッチをプロデュースしている会社、レベルファイブの悪口を言いながら並んでいました。
「でも、凄く頭の良い人達が集まっている会社。子どもの心を掴んでる」とも感心しました。

やはり、ブームの仕掛け人って、時代の流れをキャッチする特殊な能力が働くんですね。そして、かなり、努力されてるんだと思います。

翼も空も妖怪ウォッチが好きな理由は、子どものリアルな毎日を表していて、面白い、と言います。
妖怪ウォッチを偶然、手に入れた主人公・ケイタの周りには轢き逃げされて蘇った猫の妖怪ジバニャンとガチャガチャから出てきた妖怪執事のウイスパーなど、楽しい仲間がいるのが羨ましく、又、その妖怪仲間が親には見えない設定なのも痛快なんだそうです。

その頃から、テレビのバラエティー番組などで妖怪特集や心霊特集などを見かけるようになりました。怖いな、と思いつつ、兄弟二人で肩を寄せ合いながら観るようになっていました。

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特に翼が占いや心霊に興味が出てきたのは、この頃からです。

 

【友達の怪我と業を背負う?】

翼が小学6年の1学期に、A君という1学年下の幼なじみである友達が朝の登校時に「おーい、翼くん!」と追い掛けてきました。A君は、翼の落としたランドセルのお守りを偶然拾い、翼に届けようとしていたらしいのです。

翼はその頃、通学班の班長に成り立てで、一番に教室に入るという野心を燃やしていたので、A君の声が聞こえたような気はしたけれど、「A君だったら、足が速いから追い付いてくるだろう」と知らん顔をして、昇降口まで行ってしまったそうです。

すると、A君は慌てたせいか、昇降口の階段で転倒してしまったらしく、右腕を骨折してしまいました。

翼はあの時、立ち止まっていれば、と申し訳なく思い、「俺のせいでごめんね」
と謝り、A君は、「俺が勝手に滑っただけだから」と気にしていない様子でした。

しかし、A君の右腕の骨折は複雑で治りにくく、A君のお母さんが通院の為に毎日、学校に迎えに来ていました。ご近所ですから顔見知りですし、穏やかで優しい方なので、「ウチの子が勝手に転んだだけですから、気にしないで下さい」とおっしゃていましたが、本当に申し訳なく思いました。

私は、「あの時、翼が立ち止まって、振り返っていれば、A君は転ばなかったかも知れない。A君は、翼の落とし物を渡そうと必死で、慌てて転んでしまったんだよ。」と翼に注意しました。

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翼に悪気がなかったのは、分かる。当時の翼は、まだ小学6年生。落とし物をした事も気が付かなかったし、振り返って立ち止まらなくても、A君は追い掛けてくるだろう、という希望的観測があったのでしょう。

でも、聞こえたような聞こえなかったような曖昧さで知らん顔をする事は良くない、また、翼は、人の話を聞かない傾向があったので、その欠点を直して欲しい、と思いました。

日光東照宮の「見ざる、聞かざる、言わざる」にもあるように、沈黙は時として大切。けれども、これだけ情報が氾濫している現代。自分にとって、聞きたい、知りたい情報だけをピックアップして、関心のない情報には知らん顔する、という時代になりつつある事に危機感を覚えるべきだと思うのです。

 

【翼の怪我と因果応報?】

さて、A君の右腕が完治したのは、2学期になってからでした。

久しぶりにA君を含めて近所の仲間で遊ぼう、という事になり、空き地に集まりました。最初は、皆でゲームしたり、ボードをしたりして、遊んでいたけれど、飽きてしまって、鬼ごっこを始めました。
鬼ごっことはいえ、小学5年・6年ともなれば、体も大きいし、サッカーやってる友達は足も超速いから、意外と危険だったりする事も。

そして、案の定、瞬間的にA君と翼はぶつかってしまいました。
「痛いっ!」
と翼はその場でひっくり返り、右足を挫いてしまったようです。

A君は、全くの無傷でした。翼は友達の肩を借りながら、痛みをこらえて、必死に帰宅し、私は翼を病院へ連れて行きました。

只の捻挫でしたが、翌日は学校を休んでしまいました。しかし、滅多に休まない翼が欠席してしまう程の捻挫になった原因について、学校側では先生達が問題にしていました。

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どうやら、怪我をする程の激しい鬼ごっこをした事、そして、その空き地が実は売り地で、不動産屋が管理した場所だった事を先生達が問題にしたようです。
翼は、A君とぶつかって自分が捻挫した事に「因果応報っていうのかな?」と呟いていました。

「因果応報」が相応しい言葉かは私にも分かりません。お互いに子ども、そして、悪気がなかったんだから。でも、たとえ悪気がなくても、自分のやった事は自分に返ってくる。周囲は自分の鏡である、と学んで欲しいと思います。

あれから、A君とは時々、一緒に遊んでいます。翼も遠くから友達に「おーい!」と呼ばれても、振り返って待っていられる心のゆとりを持てるように成長したようです。

中学生・翼の不思議な事を探す旅はまだまだ続きます。

 

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