2人のジョン・タイター+1〜ジョン・タイター(ティーター)シリーズ(5)

パメラにとって、ネットだけの繋がりとは言え、チャットを2,3時間も続けたりしながら信頼を築いてきた相手が、実は2人が1人を演じていたというのはかなりの衝撃だったようです。

「あなた方に自分が誰かを証明するために、ある友人がB-52’sという音楽グループの意義を裏付けるでしょう」

どうにも謎めいた言葉です。
これはパメラに何かをして欲しいと訴えかけているのでしょうか?

その他の内容を簡単に紹介しましょう。

この手紙はジョン1から、ジョン2と、現代に生きる私達に宛てたものです。
ジョン2がおそらく、一般的にジョン・タイターとして知られている人物像です。
ジョン1は1999年に、ジョン2と出会いました。

元々彼らがいた世界線と、タイムマシンで行った先の世界線との差は、「ダイバージェンス」という数値で表されます。
この値が大きければ大きいほど、元々の世界線とは異なる世界線となり、世界大戦が起きる危険性が少なくなっていきます。
彼らは話し合った上、1998年から2009年の間を行き来しながら、これから起きることについて警告を与え、それによってダイバージェンスがどれだけ変わるかを測っていたというのです。

彼らは最初、1998年に行き、FAXを用いてこれから起きることを警告しました。
そして、各自が測ったダイバージェンスの値を共有するサイトも作りました。

http://www.johntitorfoundation.com/

ジョン1はこのサイトが、ジョン2や、もしかしたら他にもいるかもしれないジョン達が、うまく未来に帰れなくなったときに役立つと書いています。

「Tempus Edax Rerum」はラテン語で「時はすべてを飲み込む」みたいな意味。
上にある絵柄は、ジョンが属していた軍の記章です。
ただ、オリジナルの記章には177thと書かれていません。
この177thの意味を調べていたら、意外な人を見つけました。

ジョン・タイターIIと名乗っている、2人のジョンとは別の人が検索に引っかかって来たのです。
彼はエリア51の基地で、第177タイムトラベル局に働き、エイリアンの提供してくれた技術によって未来を視てくる仕事をしていたと主張しています。
ジョン・タイターIIは他の2人のジョンを知らず、彼らは偽の情報で、未来に警告を与えようとしたのではないかと言っています。
おまけに彼はクローンで、1979年に27歳として誕生したというのです。

今ジョン・タイターIIが2016年に出版した本を読んでいるのですが、彼はいったい誰のクローンなのでしょう?

実はこのジョン・タイターIIと、2人のジョンは、同じ目的を持って、世間に警告を発しています。
3人目のジョン・タイターまで現れて、話が複雑になってきたので、次からは、これ以上シリーズを長くしていくより、それぞれのジョンが見てきた、違っているようで同じ未来を元に、これから私たちが何をしていくべきなのかを考えて見たいと思います。

なお、調査のため来週は一旦お休みさせていただきます。
続きはまた再来週に!

 

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