ジョン・タイターを語る上でのキーパーソン〜ジョン・タイター(ティーター)シリーズ(4)

パメラは2016年、ジョン・タイターから、実は彼らは2人いたという手紙を受け取って、しばらく混乱していました。

ジョン・タイターと関わった現代人の中でも、母親のケイ・タイター、ジョンが残した資料の権利を委託された弁護士ラリー・ハーバー、そして、実はジョンの恋人だったのでは、と言われるほど、インターネットのフォーラムでタイターと親密にしていたパメラ・ムーア。

この3人の名前は欠かせないでしょう。

 

ケイ・タイター

ジョン・タイターは1998年に過去の家族を訪れました。母親のケイはジョンの言うことを受け入れ、すでに生まれていた幼いジョンのいる家に、未来のジョンを居候させることになったのです。

いったいどのように言って、自分が未来のジョンだと信用させたのか分かりませんが、ジョンは過去に来る前に、家族に会ったらこのようなことを言って信用してもらうように、という訓練を受けていたとのことです。皆さんはどんなことを言われたら、目の前に立っている人が自分の未来の息子・娘だと信じますか?

ケイはジョンが2001年に未来に去った後、2003年にある弁護士事務所を夫と幼いジョンと一緒に訪れます。これがラリー・ハーバー本人の事務所かどうかは分かりません。なぜなら、彼はケイと会ったことがないと言っているからです。それはともかく、タイター一家は、ジョンが残したいろいろな資料の権利をこの弁護士事務所に預け、現在はその権利をラリーが持っています。

2003年12月に、ジョンに関する資料を集めた本が出ていて、そこにはケイの言葉もかなり載せられています。そこから少しだけ抜粋された日本語の本は読んだのですが、原書はまだ手に入れていません。というのも、Amazonで見てみたらプレミアがついていて、最低37,000円から、上は10万円を超す価格がついていました(T_T)

洋書だからボッタクってるな、とか思い、アメリカのAmazonを見てみたら、そちらでも最低は208ドル! 現在のレートだと23,500円くらい。どうしようかな〜、と思っている毎日です。

ちょっと話がずれましたが、取り急ぎケイとラリーはこのような人物です。次はパメラを紹介しましょう。

 

パメラの夢

パメラ・ムーアは1998年頃、タイムトラベラーに関する詳細な夢を見ていました。そしてジョンがインターネットに書き込みを始めた2000年、彼女は自分が見た夢に基いて、たくさんの詳細な質問をジョンに投げかけました。

その答えがあまりに夢で見たことと同じだったので、パメラはその夢をジョンに伝え、それがまたジョンの興味を引くことになり、2人の信頼関係ができあがっていきました。ジョンは2001年に未来に帰る際、家族以外に、彼女にもいくつかの技術資料を送っています。パメラはその後、ジョンが残した資料をCERN(欧州原子核研究機構)や、車椅子の天才物理学者スティーブン・ホーキングに送り、それぞれ返信を得ているとのことです。

パメラはジョンと会ったことがないのですが、将来、再びジョンが来た場合に備えて、彼らだけに通じるある歌と、ジョンの目や髪の色などを聞いています。そして、ジョンを知っていると主張する人が出てくると、ジョンの見かけがどのようかを聞いて、その人が本物の未来人かどうかを判断しようとしていました。

そんなパメラが2016年、ジョンから驚愕の手紙を受け取ったのです。

 

ジョン・タイターは2人いた!

PARANORMALISというサイトがあります。ジョンがネットに出現していたとき、彼はこのサイトのタイムトラベルフォーラムが、将来、未来から来た人達のミーティングプレイスになると書いていたそうです。当時ジョンと親密にチャットを交わしていたメンバーのほとんどは、このフォーラムのメンバーでもあります。

ここに2016年8月、ケイ・タイターを名乗る人物から「誰かパメラに連絡が取れる人がいたら、彼女に渡すものがあると伝えてください」という書き込みがありました。フォーラムのメンバー達は「また母親の偽物が出てきた」と冷ややかに会話を続け、彼女を攻撃する書き込みを始めました。パメラもそのスレッドに現れ、「ケイなら、今まで通り弁護士のラリーを通じて連絡できるでしょ」と、そっけない書き込みをします。それにケイが「あなたの住所は10月20日のEメールに書いてあるのと変わりない?」と書いたので、パメラも本物かもしれないと思い、ケイ・タイターを名乗る人物にプライベート・メッセージを送りました。

その後、話がついたようで、パメラは荷物を受け取ることになりました。その荷物にはジョンからの手紙が入っていて、それには、2人のジョンがいて、彼らがどのようにパメラと連絡を取っていたかが書いてあったのです!

来週は2人のジョンのストーリーに深く踏み込んでいきます。

 

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