世界線における誕生と死の瞬間はいつも同じ?〜ジョン・タイター(ティーター)シリーズ(3)

ジョン・タイターは2009年3月に、自分達の努力にも関わらず、第三次世界大戦は2015年よりもう少し後で、やはりこの世界線でも起きるかもしれないと書いています。

前々回前回と、未来から来たと思われるジョン・タイターの話を書いてきました。彼の話は調べれば調べるほど奥が深く、これからも何回か続くと思われるので、今回からタイトルに「ジョン・タイター(ティーター)シリーズ」と付けてみました。いきなり(3)の番号になっていますが、過去二回がそれぞれ1と2だと思ってください。

なお、日本ではタイターの名前で定着していますが、本来の発音はティーターです。

 

未来を変えようとしたジョン・タイター

2036年から来たタイターは、2000年10月から2001年3月まで、インターネットにいろいろと未来に関する警告を書き込んでいました。彼の世界線では2000年になった瞬間、2000年問題のためいろいろな機器が動かなくなり、ハイウェイでは車のラジエーターが効かなくなったため、たくさんの人が凍死しました。政府が戒厳令を敷いたにもかかわらず、治安はどんどん悪くなっていきます。

彼は少しでも家族が安全なように、1998年に過去の家族を訪れた際、彼らを少しでも安全な場所に引越しさせています。しかし、この私達の世界線では、2000年問題は軽く済みました。これはタイターの功績によるものと考えられますが、彼自身もそんな風に世界線を変えられるかどうか、そのときにはまだ半信半疑だったのかもしれません。これを踏まえて彼は、2005年のUS内乱、2015年の第三次世界大戦をどうにかしたくて、インターネットに書き込みを始めました。

そのおかげなのかどうかは分かりませんが、私達の世界線では内乱も世界大戦も起きていません。ということは、タイターの世界線ではすでに亡くなっている、30億人以上の人達が今でも生き残っていることになります。

前回、「非物質ガイドとの探索」の著者がガイドから、様々な世界線に存在する自分達はネットワークとなっていること、どの世界線においても関係の深い魂を持つ人達は何らかの形で干渉し合うこと、誕生と死の瞬間はすべての世界線において同じであること、などを伝えられたのを書きました。しかし、誕生と死の瞬間が同じだと言うのなら、この世界線でも何らかの原因で30億人以上が亡くなっていなければなりません。さて、これはどういうことなのでしょう?

 

時間はその見方によって伸び縮みする

私は非物質ガイドの話を初めて聞いたとき、世界線というのは無数にあるパラレルワールドの中の、ある限られた部分的な世界なのだろうと考えました。そして、世界線に関してより正しい認識ができてきた今、私は著者が見せられた世界線は、無数にある世界線の中の、彼の魂が現在関わっている世界線と言えると思っています。

世界線は、無数の紐が束ねられたロープの、その中の一本の糸のようなものです。

写真の中にあるピンクのロープが、あなたの魂が関わっている世界線を束ねたものだとします。ロープにかかっている2つの青いリングは、右が誕生、左が死の瞬間とします。あなたが認識できるのは、たくさんの紐が寄り集まってできているこのロープの中の、たった一本の糸(!)だけです。あなたは通常同じ紐の中だけで糸から糸へ移動しながら生きていて、何かちょっと大きなことがあると別の紐の糸に移動したりします。しかし、このロープにいる限り、青いリングで示した誕生と死の瞬間は変わりません。

このようなロープは人の数だけあり、それらはこの写真で示すよりももっともっとこんがらがって、無数に存在します。時間は人の概念の中に存在する主観的なものであるため、人はそれぞれのロープの中で、それぞれの時間を刻んでいきます。そのため、あなたの死の瞬間は、どのロープからそれを見るかによって異なってくるのです。

もしかしたらこの時点で、あなたの頭の中はかなり混乱しているかもしれませんね……。

ひとつ簡単な比喩を示してみましょう。あなたの死の瞬間を表す青いリングに3つの点を書いてみます。

あなたのピンクのロープにとってこのリング状の点は、どこにあっても同じ瞬間に見えます。しかしそれを角度の違うロープから矢印のように見ると、それぞれが違う瞬間に見えるのです。

ただ、このようにして違う瞬間に見えたとしても、その時間の差はせいぜい数年でしょう。しかし、もしあなたの意識が急激に変化することによって、他のロープに移動できたら、亡くなる時期が大きく変わってきます。

こんな風に、誕生と死の瞬間はある意味、決まっていると言えば決まっています。それでも、他の人から見たらその時期が異なって見えたり、意識変革によってその時期を変えることが可能だと、私は思っています。

来週から、もう一人のジョン・タイター、2人のジョンに関わっていると思われる数人の未来人及び現代人の足跡について述べながら、最終的にアセンションの様々な形についてまとめていく予定です。

タイターは2009年3月に、自分達の努力にも関わらず、第三次世界大戦は2015年よりもう少し後で、やはりこの世界線でも起きるかもしれないと書いています。それを実現させないためにも、この先の記事を読んでもらえたらと思います。

※ここに書いてあるようなことには到底付いていけないと思うような人が、こういった記事をまともに受け止められる頭を持てるようにする本を私は書いています。一人でも多くのスピリチュアル初心者に、「視えない世界はこんなに役に立つ」を勧めていただけたら嬉しいです(googleで検索)。

 

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