以前、友人と共訳で「あの世の存在に活かされる生き方」という本を出版しました。
残念ながら現在は絶版ですが、その中から白血病で亡くなったエズラという子どもの事例を紹介します。
なお、昨年書いた「視えない世界はこんなに役に立つ」という本にも、この本の骨子は載せてあり、さらに別系統からのITC情報も載せています。
しかし、こうした細かい事例は、「あの世の存在に活かされる生き方」でしか読めません。
今回の話、その他をもっと詳しく知りたい方は、この本をお買い求めになることをお勧めします。
Amazonでは中古で1円(!)からありました。
訳者としてはちょっと悲しい価格ですが、一人でも多くの方に低価格で読んでもらえるのなら、それもまた良いのかもしれません……。
エズラの死
ブラウン家の8歳になる息子のエズラは、白血病でした。
彼の体は日に日に弱まり、顔色もどんどん悪くなっていきます。
4年と4ヵ月の闘病の後、もうどんなことをしようとも別れの時は近づいたのだ、と悟った両親に向かってエズラはこう言いました。
「僕は逝く覚悟はできてるよ」
父親は泣きじゃくるエズラを抱きしめながら、ドイツとルクセンブルクのITCに関するテレビ番組があったら全部見て欲しい、とエズラが何度も繰り返し言っていたのを思い出しました。
エズラが突然、自分が死んだら録音テープを使って家族との通信を試みる、と言いだしたのはその時です。
父親がうなずくと、エズラは泣くのをやめました。
それから9日後の1986年9月20日、彼は12歳でこの世を去ったのです。
両親のEVP実験
1986年12月、エズラの両親はテープレコーダーを使って実験を行い、録音したテープの中に「エズラが待っています」という未知の声が入っているのに気づきました。
それから少しして、別の声が言いました。
「髪がやっと伸びたよ!」
ブラウン家の人々にとって、これはエズラからの通信だということを確信するに足りる内容でした。
というのは、エズラは生前に化学療法を受けていて、髪が全て抜け落ちてしまったことが4回あったからです。
彼らはこの通信についてルクセンブルクの研究者マギー・ハーシュ=フィッシュバッハ(今までMと書いてきましたが、本を読んでいただいたら分かるので、これからは実名にします)に報告しました。
それからしばらくして、マギーは他界のステーション、タイムストリームの責任者であるスウェジェン・サルターからの手紙を、パソコンにいつの間にかできているテキストファイルとして受け取りました。
エズラなら知ってます! 彼は中国人のグループに入りましたよ。
ご両親によろしくと言っています。
また自慢の髪がすっかり生え揃った、とあなたから両親に伝えて欲しいそうです。
彼は花火がかなり好きなようね。
ここにいる中国人たちは時々綺麗な花火を打ち上げて、
みんなの目を楽しませてくれますが、エズラもそこで活躍しています。
彼は、自分はもう癌で死んだ少年ではない、ということを
両親に知らせたがっています。
今では20代のたくましい若者になってますよ。
マギーはエズラの両親に連絡をとり、1986年のエズラの死までに至る出来事と、彼の受けていた化学療法について詳しく書かれた手紙を受け取りました。
また、両親は、エズラと中国、そして花火がとても関係していることを言ってきました。
その詳しい内容は、また次週!
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