「不安」が生み出すマイナスパワーを取り除いたとき、「信じる」パワーが最大限に発揮される

根拠などあってもなくても、目的が成功するのを心の底から信じること。これが大事なのです。
「不安」が生み出すマイナスパワーを取り除いたとき、「信じる」パワーが最大限に発揮される

日頃何気なくこんな言い方をしてしまっていませんか?

「信じてるけど、ときどき不安なの」

これはある意味、変な言い方です。

なぜなら、本当に信じているのなら不安など起きないはずですから。

何かが起きるのを本当に信じているとき、なかなか起きないと最初に出てくるのは「なぜ?」という疑問です。
決して「不安」ではないのです。

「信じる」という行為は心の不思議パワーと関わってきます。実は、特に能力者でなくても、誰でもがこうした力を持っています。ただ、不安が起きる状態の「信じる」では、その力をうまく発揮出来ません。ここで、心の不思議パワーを示す分かりやすい実例を紹介しましょう。

 

ある催眠療法の奇跡

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催眠療法の歴史の中で有名な話があります。
拙著「視えない世界はこんなに役に立つ」で詳しく紹介していますが、それをここに要約しましょう。

魚鱗癬様紅皮症(ぎょりんせんようこうひしょう)という難病を持って生まれたジョンという子供がいました。
これは、全身に様々な厚さのうろこ状ないし鮫肌状の皮膚が見られる病気です。

彼は病院を訪れ、外科的な処置を受けてみることにしましたが、結果は若干の改善に留まりました。麻酔医としてこの治療に関わっていたアルバート・A・メイソン氏は、熟練した催眠療法士でもありました。彼はこの病気が、単なるイボが無数にある状態だと思い込み、催眠療法なら改善できると信じて、自分にやらせてもらえないかと外科医に申し出ました。

許可を得たメイソンはジョンを催眠状態にし、左腕のイボが剥がれ落ちるように暗示をかけました。5日ほど経つと、あれほど固かったジョンの皮膚は柔らかくなってきて、剥がれ落ちそうになってきました。そしてその下には普通の皮膚が見え始めました。さらに5日後、ジョンの左腕は肩から手首まで、完全にきれいになったのです!

メイソンがジョンを連れて、外科医にその好転状態を見せに行ったとき、その外科医は顎を外しそうになりながら驚きました。そしてメイソンに、ジョンの病気は魚鱗癬様紅皮症というもので、図書室でどんな病気か調べてくるように言ったのです。

言う通りに調べたメイソンは、自分が、それまでいかなる治療によっても好転した症例のない先天性の難病を治してしまったことを知って、仰天しました。

メイソンはその後もジョンの治療を続け、足の50%、腕の95%を治し、手のひらは完全に治しました。
治療はそれで一旦中断され、その効果が続いているのを3年後に確認した際、さらに治療をしようという話になりました。

ジョンもそれに同意したのですが、今回はなぜか全く催眠状態に入れません。そのため、それ以上の症状の好転はありませんでした。またメイソンは、それから8件、同じ病気を持つ人たちの催眠治療を試みたのですが、彼らには一切の改善が見られませんでした。

 

「不安」が生み出すマイナスパワー

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最初の治療において、メイソン氏に不安はなかったはずです。彼は何度も催眠暗示でイボを治療し、それはいつも成功していました。治療を受けるジョンにしてもそうで、治ればラッキーくらいの気持ちで、特に不安もなしに挑んだことでしょう。

しかし、2人ともそれが大変な奇跡であることを知ってしまったのです。