言霊:「ありがとう」の言葉に宿るパワーを役立てよう

「ありがとう」の言葉には、たくさんの人が感謝の気持ちと共に使ってきた気が集積しているため、それが同様な感謝の気持ちをさらに集めるラベルとなるのです。

•お米は人の言葉を聞く

昨年「ありがとうと無視」というブログ記事が有名になりました。
容器を2つ用意して、それぞれの瓶に炊いたご飯を入れて蓋をします。

そして、片方に「ありがとう」と書き、毎日「ありがとう」と声をかける。
もう片方は完全に無視をする。

ブログ主のお子さん(小学校1年生)は、その変化を夏休みの自由研究として提出したそうです。

無視されたご飯は20日後にすでに腐っていて、40日後には液状になりました。
一方で、「ありがとう」のご飯は40日経ってもほとんど変化がなかったというのです。

こんなことがあり得るのでしょうか。

実は私も似たような実験をして、同じ結果を得ています。
その詳細はまた別の機会に譲るとして、ここでは言葉自体が持つパワーを考えてみましょう。

 

•言霊

日本には古くから「言霊(ことだま)」という単語があります。
これは「言葉に内在する霊力」を表しています。

言葉にパワーが宿っているという考えは日本だけでなく、広く世界にあり、ある種の言葉は、禍々しい魂や霊を追い払い、場を清める働きがあるとされています。

そうした言葉で特に有名なのは、インドから来ている「マントラ」です。

「オーム」という基本のマントラは聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
ヨガや瞑想の際に、マントラをしばらく唱えて心身を整えていくやり方があります。
インド系の宗教的な儀式では、最初にマントラが欠かせません。
マントラは密教において真言と呼ばれていますが、強力な真言は、その絶大なパワーのため、練習で唱えるのも禁止されると言います!

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マントラではなく日常的に使っている言葉にも、その言葉が今までどのように使われてきたのかに応じて、ラベルのようなものがついています。これは「気」の塊とも言えるかもしれません。長年大事に使っているものにその人の気が宿るように、言葉にも様々な人が様々な思いで発したときの「気」が宿るのです。

例えば名前には、その人の情報を引き寄せるラベルがついています。ただ、同姓同名の人もいるので、生年月日と組み合わせる必要があります。

実際、霊能者はこの2つを知っただけで、その人がどのような人か、かなり分かってしまいます。

 

•同質の気は引き寄せ合う

気功の達人たちや、そうした流れが見える人たちは、気はどこにでも満ちていて、同質の気が自然に集まっていくと言っています。
「ありがとう」の言葉には、たくさんの人が感謝の気持ちと共に使ってきた気が集積しているため、それが同様な感謝の気持ちをさらに集めるラベルとなるのです。

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同様に、「ばかやろう」の言葉には他人を蔑む気持ちを集めるラベルが付いています。
こうした言葉それ自体のパワーを実験した結果が、有名な「水からの伝言」シリーズの本に載っています。
そこでは、水を入れた容器に声をかけるのではなく、「ありがとう」と「ばかやろう」の文字を書いた紙をそれぞれの容器に貼って、結晶がどうなるかを見ていました。

結果は「ありがとう」の紙の方は整然とした結晶なのが、「ばかやろう」では形のはっきりしない乱雑な結晶になっていました。

ネガティブな言葉を使うと、知らずにネガティブな気を引き寄せています。

例えば、高価な買い物をするとき、「これでまたお金が無くなってしまう」とは考えずに、これから支払うお金に対して「こんな高価なものを買わせてくれてありがとう」と言いましょう。

他人に聞かれたくなかったら、心の中で思うだけでも効果はあります。

ネガティブな言葉は減らして、感謝の言葉を使うようにすると、ポジティブな気が引き寄せられて、運気が好転していきます。
どんな小さなことに対してでも良いので、一日に何度か「ありがとう」と言う習慣を付けてみてはいかがでしょう。