あなたは年上の魂としての自覚をしていますか? : 年上の魂にもたらされるヘビーな人生、役割について

世界中の混乱に、もはや見て見ぬ振りが不可能な状況になってきています。

あなたがスピリチュアリティーに興味があることは、全くの偶然ではありません。
準備ができた方が導かれるのです。
自身がこの世の全てと繋がっている魂であることを思い出し始めた、遠い過去から修行を続けてきた「年上の魂」。

カナダからスカイプを利用しスピリチュアルカウンセリングを行っていますが、私のご相談者には年上の魂を持つ方が随分いらっしゃいます。
修行として幼少時から環境や健康等で大変辛い思いをされてきており、まずは自覚により不必要な苦しみから少しでも解放されて頂きたく今回のテーマにしました。

 

年上の魂とは

年上の魂なのかは意識レベルでわかります。
エンパスと呼ばれたり、またライトワーカーとして活躍されている方の大半は年上の魂です。

年上の魂は非常に繊細で論理的です。
公平さや調和に敏感で、人間社会のルール下に限られた常識といったものを鵜呑みにできません。
周りの幼稚さに混乱し、必死で自分を押し殺そうとしても浮いてしまう自分を責め、また明確さから先輩や指導者に睨まれたりと困難な孤独な青年期を送る傾向があります。
精神疾患と判断される場合もあります。
社会の影響で魂の成長が遅れていることから、年下の魂の数が圧倒的に多くなっています。
というのは、多数の意見がルールになってしまう社会では、「普通=年下の魂の視点」となり、結果的に心理から遠ざかり世の調和が崩れていきます。

 

逆境に投げ込まれる年上の魂達への聖なる役割

この世は完璧な論理でてきており、偶然はありえません。
逆境に魂が放り込まれるには、それぞれの使命を果たしてゆくための重要な学びの機会としてだとも古代から言われています。
年上の魂が取り組むべき重要な役割の一つは、世の調和を取り戻すこと。
幼稚なエゴを利用して世を分離させる「思考の毒」が社会を混乱させており、それに立ち向かうには毒に身を投じ、毒を知り、そこから這い出す解毒のプロセスから世の向上のヒントを見つけてゆくのです。
そうした学びの過程で毒を吸い込み過ぎ、心に膨大な傷を負ってきた方も少なくありません。
魂の深い癒しの場の確保の必要性を強く感じています。

 

悲劇に遭遇した年上の魂達からのメッセージ

かつて一世を風靡した映画「マトリックス」を憶えていらっしゃいますか? これは古代ギリシャの哲学者プラトンの書籍「国家」の中の「洞窟の比喩」が基盤となったとも言われています。
真理に目覚めた者(年上の魂)は、それを他者に伝える義務があることも説かれています。
ソクラテスをはじめ、キリスト、女性学者ヒュパティア、といった義務を果たそうと努めた美しい年上の魂達は、エゴに囚われた権力の座に就いた年下の魂らに「社会を混乱させる」として無残に処刑されました。
権力維持の為に、庶民に自力で真理を察する「思考力」を付けさせたくなかったのでしょう。
重要な使命を果たしてゆくにも、年上の魂達は、本来の自分を思い出しながら、他人や自分のエゴの対応に十分に気をつけなければならない、という重要なメッセージですね。

 

年上の魂が年下の魂に攻撃されてしまう理由は?:幼稚なエゴと邪悪エネルギー

年上の魂のまっすぐで公平な生き方、一般常識から離れた明確な言動は、自然に周りの人の思考の偏りや曇りを映し出す鏡になってしまいます。
映し出された己の弱点と向き合うことは、目的が浅くエゴが強いと壮絶な痛みを伴います。
また、年下の魂には成長の痛みも「悪いもの」としかとらえられず、無意識に防衛本能が暴走してしまうのです。
また、幼いエゴは邪悪に容易に利用されやすく、崇高なパワフルな魂を排除しようともします。
家族を含め他人に不当に扱われたりと、思い当たる方もいらしゃるのではないでしょうか。
自分が周りとは違う、という自覚は自分を守るには欠かせません。
周りの状況を理解し、合わせ、身を隠すことも時に必要ですが、自分を見失わないように十分に気を付けましょう。

 

スピリチュアリティーの時代の再到来

世界中の混乱に、もはや見て見ぬ振りが不可能な状況になってきています。
そうした中で魂として生きる重要性が再理解され始めています。
スピリチュアリティーに沿った生き方がよりつじつまが合い何よりも心地が良いと心の深い部分が察し始めているからでしょう。
年上の魂の皆さんは、それぞれの得意な分野でリーダーになって行かねばなりません。
その際に他人のエゴから身を守るには、まずは自分のエゴを理解しながら年上の魂としての深い自信をつけてゆくことが欠かせません。
このお話はまたの機会にしましょうね。

 

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