〜 ストレスに呑み込まれない心を作る!【ストレスコーピング】 〜 感情美人への道Vol.105

落ち込んでしまったり、イライラしたりとストレスが貯まる事は誰にでもありますよね。そんな時、あらかじめ気分転換ができるような「コーピングリスト」を作っておきましょう!

ストレスコーピングって?

最近テレビなどで、「ストレスコーピング」という言葉を聞く事があります。
この「コーピング(coping)」とは「対処」という意味です。
ストレスを感じたら、ストレスを放っておくのではなく「自分で意識的に管理する」という心がけの事です。

 

基本的なコーピングの種類

コーピングするにはいくつか方法があります。

● 気分転換を含むリラクゼーション(瞑想、体の緊張を高めて一気に脱力する方法などが含まれます)
● 優先順位をつけて取り組む(どんな人でも一度に全てのストレスを管理できないので、緊急に取り組まなければいけない物と時間をかけても大丈夫な物に整理します)
● 否定的思考への挑戦(こちらでもたまに取り上げる”思考の歪み”を、現実に即した”合理的思考”に書き換える作業です)
● 目標設定(自分のコントロール感を取り戻すため、目標設定⇒行動計画作成⇒行動の実行⇒成果の振り返りのサイクルを回す事です。短期・中期・長期で分けて考えます)
● バランスの取れた生活を送る

 

あらかじめ「気分転換リスト」を作成しておく!

この中で、今日は誰でも肩の力を抜いて始められる「気分転換」のコーピングに取り組みたいと思います。
意識的に「気分転換」のリストを作る作業です。

方法はとてもシンプルです。
移動せずに「自宅でできる気分転換リスト」と「移動してできる気分転換リスト」を、それぞれ10個ずつリストアップしておくというもの。

テレビや本などでは「全部で100個考えましょう!」と言われるのですが、そんなにたくさん書き出す事自体がストレスになるので、私はトータル20個もあれば十分だと思います。
では、例を参考にしながら早速皆さんもメモして行きましょう。

「自宅でできる事」
(例)・コーヒーを飲む ・ジャズを聴く ・お笑い番組を見る

* 「ケーキを食べる」は、「ごほうび的に1個食べる」のはありですが、「ドカ食いする」はNGです。

「移動してできる事」
(例)・ウィンドーショッピングをする ・本屋に行く ・映画を見る

いかがでしょう? 書き出すとたくさんありますよね。

 

この時期におすすめなのは紫陽花!

特に、この季節におすすめなのが紫陽花です。
鎌倉では、明月院の紫陽花が見頃です。
北鎌倉駅から円覚寺へ続く細い路地は、この季節たくさんの人で溢れています。
その路地をさらに進んで左手に折れると、紫陽花寺として有名な明月院に着きます。

明月院は、臨済宗建長寺派に属する1160年に建立されたお寺で、鎌倉幕府五代執権の北条時頼が出家生活を送っていた場所でもあります。

紫陽花自体は、第二次世界大戦後に手入れの手軽さから植えられたものが次第に有名になったそうで、紫陽花寺としての歴史は比較的新しいとの事。

私は、5年前の6月に父を亡くしました。
当時、看病やそれに続く諸々の手続きで心身が疲れ切っていたのに関わらず、どうしても紫陽花が見たくて明月院に行きました。

ところが、お寺に入る前から観光客は皆笑顔で、とても楽しそうで、ふとすると自分だけが悲しみの中に取り残されているように感じてしまいました。

悲しみに暮れている自分の中に流れる時間と、楽しそうに笑っている皆の中に流れる時間が、違うように感じたのです。

見に来るんじゃなかった、と少し後悔しました。

でも、鎌倉石の参道に咲き乱れる紫陽花を見ているうち、「こうして当たり前の様に季節が移ろい、その全てが悲しみと切り離れているから、私の悲しみもまた日常のどこかに溶けて薄れるのかも」と感じたのです。

外に出かけるストレスコーピングは、新たな発見がたくさんあります。
これからの季節は海に夕焼けを見に行ったりするのも良いですね。
ぜひお気に入りのストレスコーピングをリストアップしてみて下さい。

参考文献:
『アンガーコントロールトレーニング』星和書店 エマ・ウィリアムズ レベッカ・バーロウ

 

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