10タイプ別! あなたの怒りタイプ解説(前編)〜感情美人への道Vol.98

怒りを感じたら「私は今、何に恥を感じているのだろう」と自問してみましょう。

皆様こんにちは。
前回、国のアンガーマネジメント(怒りのコントロール)の専門家である、ロナルド T.ポッターエフロン氏が考案した、自分の怒りタイプが分かるテストを紹介しました。

このテストでは、該当する項目によって10の怒りタイプに分かれるのでしたね。
前回は、このテストを大きく3つに分けた『隠れ怒りタイプ』『怒り爆発タイプ』『慢性的な怒りタイプ』について解説しました。

 

今回は、ここから更に細分化した各怒りタイプの特徴を解説していきます。

まだテストをやっていない方は、前回の30問のテストをやってみて下さい。

この30問は、実は上から3つずつ(1-3、4−6、7-9など)の小さなまとまりになっています。
なので、3つのうち2つに「はい」と答えている場合、あなたはその怒りタイプの特徴がとても強いという事になります。

 

まず、『隠れ怒りタイプ(番号1-9)』に属する解説です。

(番号1-3) 怒り回避タイプ

1.私は絶対に怒らないようにしている。
2.人が怒っているのを見ると、神経質になる。
3.自分が怒っていると、なんだか悪いことをしているように感じる。

怒りを回避する人は、怒りを恐れています。
怒りを「悪く、危険で、陰険で醜いもの」と感じています。怒りは自分の敵で、何があっても回避すべきものと捉えています。「いい人は決してイラつかない」「怒りを表に出さないようにすべき」という考えを持っています。このタイプの人は「怒りにフタ」をしてしまうので、次の4つの考えを学びましょう。1.怒りは普通のことである 2.私は怒ることができる 3.怒っている時でも、私はよい人である 4.私は怒りをうまく使うことができる

(番号4-6)陰険な怒りタイプ

4.人に「あなたがして欲しい事をしますよ」と自分で言っておきながら、その内容をよく忘れてしまう。
5.「はいそうですね。でも〜」「後でします」といった表現を日常的に使う。
6.「怒っているでしょ!」と人から言われるものの、私にはなぜそう言われるのか分からない。

陰険に怒る人は、「相手の欲求(自分が頼まれた事など)を無視することで、自分の怒りを間接的に示そう」とします。口では「分かりました」と同意しているのに、実際は何も行動しません。陰険に怒る人は、指示されるのが大嫌いなくせに、あからさまに「ノー」と言わないのです(代わりに「忘れてた」などと言います)。責任を回避できたり誰かに仕返しできたりする変わりに、人からの善意や尊敬や自尊心など、失う物も大きくなります。