10タイプ別! あなたの怒りタイプはどれ?〜感情美人への道Vol.97

怒りは「健全な方法」で表せば、人生の味方になってくれるものです。

10.本当に、急に怒りが込み上げて来る。
11.「怒っているな」と頭で考える前に、身体が反応する。
12.怒っても、すぐ何事もなかったように気持ちが切り替わる。
13.人から非難されると、すごく頭にくる。
14.よく「傷つきやすい人ね」「少しセンシティブ過ぎるね」と言われる。
15.ふがいない自分に対して、すぐイライラする。
16.自分が欲しいものを手に入れるために怒ることがある。
17.怒って相手を怖がらせようとすることがある。
18.実は大して怒ってないのに、あたかもすごく怒っているように見せることがある。
19.たまに、興奮や刺激を求めて怒ることがある。
20.怒った時に湧いてくる強い感情が好きだ。
21.退屈を紛らわすために、議論や喧嘩をふっかけることがある。
22.自分は常に怒っていることが多い。
23.怒るのは、やめられない悪い趣味のひとつのようなものだ。
24.考えることなく、自動的な感じで怒る。
25.自分の信念や意見を主張するために強い怒りを感じる事がある。
26.人の行いや意見に対してすごく頭にくることがある。
27.議論では常に自分が正しいと確信している。
28.自分は長い間怒りにしがみつくタイプだ。
29.なかなか人を許せない。
30.私に嫌なことをした大嫌な人がたくさんいる。

* 今回ポッターエフロン氏が考案上記したテストより「パラノイア」に係る3項目は外しています。

 

いかがでしたか?

この30の質問は、番号によって怒りのタイプが大きく3つに分かれています。
番号1-9は『隠れ怒りタイプ』、番号10-21は『怒り爆発タイプ』番号22-30は『慢性的な怒りタイプ』について書かれてあるのです。
どの項目にたくさん「はい」が付いたでしょうか。
このテストは、ここからさらに10のタイプに分かれていくのですが、今回はまず、3つの大きなタイプについて説明します。

・番号1-9に多くチェックが入った方は『隠れ怒りタイプ』です。

『隠れ怒りタイプ』の人は、自分の怒りを見ようとせず、また人にも見せようとしません。自分が怒っていると認識していない時や自分の怒りを過小評価している時、怒りは隠れます。怒りが伝えるメッセージには「恐れ」「悲しみ」「嫌悪」などが含まれ、何か問題を伝えたり活力を与える上でとても大切な感情です。このタイプの人は、「怒りは悪いもの・怖いもの・無駄なもの」と感じています。怒りを建設的に使うことができず、代わりに怒りを否定し、無視しようとします。怒りが持つメッセージに耳を貸さないので、自分が望まない環境から逃げられないこともありますので、怒りを受け入れ、正しく伝えることを学ばなければなりません。

・番号10-21に多くチェックが入った方は『怒り爆発タイプ』です。

『怒り爆発タイプ』の人は、とにかく一気に怒りのボルテージが上がり、制御不能なキレ方をしたりします。一方、恥に基づく怒りもここに該当します。恥を感じやすい人は、突如攻撃されたと感じては自らを守ろうとして反撃します。それから、わざと怒る人もここにカテゴライズされます。故意に怒りを爆発させる人は、単に気分がハイになりたくて怒っている場合もあれば、自分が欲しいものを手に入れるために必要以上に怒りをぶつける場合もあります。

・番号22-30に多くチェックが入った方は『慢性的な怒りタイプ』です。

『慢性的な怒りタイプ』の人は、長期間怒りをネチネチ持ちやすいタイプです。ネチネチとずっと根に持っているので、怒りが習慣化してしまっています。また怒りが恐れに基づいている場合、疑い深くなったり妄想的になる場合もあります。また気をつけなければいけないのが「正義感」に基づく怒りです。道徳的な怒りに囚われている人は、戦いを終わらせる事も苦手です。

怒りは「健全な方法」で表せば、人生の味方になってくれるものです。
そのためには、自動的に怒りを用いる必要もないし、激怒して相手を怖がらせる必要はありません。
私達が目的とすべきは怒りを表すことではなく、問題を解決することです。

では次回、今日紹介した3タイプの怒りを、さらに10タイプに細分化した解説をお届けします。

参照:
Ronald T. Potter-Efron, Handobook of Anger Management. Routledge ,2005
『アンガーマネジメント10の方法 怒りを上手に解消しよう』ロナルドT.ポッターエフロンパトリシアS.ポッターエフロン 金剛出版

 

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