タラレバ思考の解決法【未来編】
〜感情美人への道Vol.79

過去のガラクタを捨てれば、あなたの未来はきっと明るいものになりますよ。
タラレバ思考の解決法【未来編】<br>〜感情美人への道Vol.79

皆様こんにちは。
前回は、「タラレバ思考の解決法・現在編」をご紹介しました。

ポイントは①『保有効果』に惑わされない ②『双曲(そうきょく)割引』を知っておく の2つでしたね。

 

今回は、『未来』のタラレバを解決するコツを、行動経済学をベースにお伝えします。

ここでのキーワードは、『サンクコスト』です。
サンクコストは、日本語で「埋没費用」と呼ばれ、過去にかけたお金・時間・労力といった「今さらそれを取り戻したくても、取り戻せないもの」を指します。
これに囚われてしまうと、合理的な意思決定ができなくなり、結果的に自分が損するような選択をしてしまいます。

これを「サンクコストの誤り」と言います。

ここで、前回取り上げた「ダメ男と結婚しようか迷っているアラサー女性」に話を戻しましょう。

この女性、結局「保有効果」と「双曲割引」に負けて、時間とお金と異性にルーズなまぁまぁカッコいい男性と結婚してしまいました。

それから20年後。
女性はアラフィフになりました。

夫は浮気を繰り返し金遣いも荒く、ろくに貯金もありません。
夫への愛はとうに冷めて、本心では離婚したいと考えています。

が、こんな風に考えてしまうのです。

「私はこのダメ夫のために人生で一番美しい時期を捧げ、20年も家事をしてきた! 今ごろ別れたら、私の人生報われない! せめて夫の退職金が入るまで離婚しないわ!」

 

シチュエーションは違えども、皆さんも「せっかく◯◯したのにもったいない!」と考えることはありませんか?

そういう時は、ほぼ「サンクコストの罠」にはまっています。

こんな時は、「損失回避(損を嫌う心理)」「保有効果(手元にあるモノの価値を過剰に見積もる心理)」の解決法と同じく、こう問いかけてみて下さい。

「自分はコレをただでもらっても、まだ手元に置いておきたいか」
「自分は今手元にあるAを持つことと、理想のBを持つことに比べて、どれほど強く望んでいるか」。

私たちが前に進むためには、余計な荷物を捨てなければなりません。
その荷物を手に入れるためにいくらお金・時間・努力を注ぎ込んだとしても、綺麗さっぱり忘れて身軽にならないと、新しい理想のものは手に入らないのです。

未来のタラレバを捨てることは、「サンクコスト」を捨てること。

例えば、1800円払った映画が恐ろしくつまらなかったら、席を立つのが合理的選択です。
建設的な未来のためには、過去に払った犠牲を潔く捨てなければなりません。

とは言っても、これには少し練習が必要なので、普段の片付けなどから少しずつ意識してみましょう!

過去のガラクタを捨てれば、あなたの未来はきっと明るいものになりますよ。

 

《柊 りおんさんの記事一覧はコチラ》
http://www.el-aura.com/writer/2012102201/?c=17188