チヤホヤされるのが大好き過ぎる人達の心理
〜感情美人への道Vol.72

相手は相手。自分は自分という感覚を持っていれば、シカトされようが「勝手にすれば」という風になるのですが、相手と自分の間に線が引けていないと、自分の存在を全否定されたように感じてしまうのです。
チヤホヤされるのが大好き過ぎる人達の心理<br>〜感情美人への道Vol.72

皆さまこんにちは。
感情美人デザイナーの柊です。

 

今日は「常にチヤホヤされないと嫌!」という人の心理についてです。

今回は、チヤホヤされたり注目されたりするのが病的に好き過ぎる人たちに、私が勝手に「チヤホヤ病」という名前をつけました。

まぁ、誰でもチヤホヤされたら嬉しいですけれど、それが度を越して「私のボディを見て〜! 年下彼氏とすごいでしょ〜!」という今のマライア・キャリーみたいな人はイタイ事この上ないのですが、実はその人の心には深い闇が隠れている場合もあります。

今回この記事を書こうと思ったのは、最近【地下アイドル】の実態を探るテレビ番組を見たからです。
ちなみに【地下アイドル】は東京だけで千組もいると言われていて、熱狂的なファンが市場を盛り上げているとのこと。

しかし、その実態は非常にシビアで、アイドルの給料はチケット販売実績と物販のみ。
月収は2万円ほどのアイドルもいて、ほとんどがアルバイトとの兼業だそうです。

彼女達は、「ガチ恋(誰でもついていくファンじゃなく、自分だけを応援してくれるファンの事)」の心をつなぎ留めるため、すさまじい営業努力をしています。
ハグチェキやここでは書けない事をするアイドルもいて、それゆえストーカーなんて日常茶飯事。
それなのになぜ、彼女達は【地下アイドル】を続けるのでしょうか?

 

そして地下アイドルのインタビューを見ていたら、『チヤホヤ病』が見え隠れしたんですね。

例えば、身を危険にさらしてまで地下アイドルを続ける理由として、Aさんはこう話していました。

「チヤホヤされてないと、生きている心地がしない」と。

これを少し心理学風に書けば「誰かに評価されたり注目されないと、自分が存在している意義が分からない」となりますかね。
Aさんは、こうも言っています。

「小6で初めて彼氏が出来てから、二十人以上と付き合い、一日も途切れた事がない。
ずっと”可愛いね”と言われてきたのに、社会人になってからそういう風に言われなくなった」

彼氏を何人作ろうとその人の自由ですが、よく聞く「一日も途切れた事がない」
というのは、裏を返せば「私はそんなに好きじゃない人とも付き合います」「私はいつも誰かといないと不安で一人で立っていられない人間です」「他人からの評価にすがって生きていて、自分で自分を評価する事ができない」と言っているのと同じです。

こう思ってしまうのは、『自分の存在が0(ゼロ)』のタイプの人に非常に多いです。
以前、ジェラシーマネジメントの記事でも書きましたが、人と人との関係は「1+1=2」になるのが健全です。

相手も「1」で、自分も「1」。
お互いに自律しているからこそ、二人でいれば更にいい関係になれます。

でも、嫉妬深い人や不安な人は「自分が0」。
だから、相手が自分と一緒にいてくれれば「1(相手)+0(自分)」でも「2」になれるのですが、相手が自分の元から去ってしまうと「2-1(相手)」で、本当は自分の「1」が残るはずなのに「2-1(相手)=0」になってしまい、世界全体がなくなったように感じてしまうんです。

先ほどのAさん、こうも言っていました。
「周りからシカトされた事があり、無関心が怖い」と。

相手は相手。自分は自分という感覚を持っていれば、シカトされようが「勝手にすれば」という風になるのですが、相手と自分の間に線が引けていないと、自分の存在を全否定されたように感じてしまうのです。

こういった「チヤホヤ病」が起こりやすい原因として、考えられる理由の一つが、幼少期の「愛着形成」です。

 

愛着は、人と人との絆を結ぶ基礎になり、生きて行く上でとても大切なものです。

愛着形成に最も大切なのは生後半年から一才半と言われていて、この間に「特定の誰か」と充分な信頼関係が築くのが重要になります。
この期間はさらに六才ころまで続き、この間に充分な愛情を受けられたかどうかが、その子の精神的なタフさや、自尊心の強さに影響を与えます。

つまり愛着がしっかりと形成できれば、「私は私のままで価値がある」という批判に動じない心。
「私は私。人は人」という自律心。
そういう芯ができていくのですね。

もちろん地下アイドルの中には、歌とダンスが大好きで、しっかりと自律している方もいます。
ただ、自分の心や体を傷つけてまで、他人の賞賛が欲しい、注目が欲しいというのは、健全ではありません。

SNSなどで、「何でこの人はこんな写真ばっかり載せてるのかなぁ」と思うことがあれば、その人の見かけの華やかさとは裏腹に、繊細な傷が隠れているかもしれないのです。

 

【参照】
『ねほりんぱほりん』NHK教育テレビ

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柊りおん著書
『欲しい未来が手に入る怒りのコントロール術 感情美人になれる7つの扉』
光文社 https://goo.gl/r1yAzn

『「嫉妬する女はブスになる」問題』サンマーク出版
https://goo.gl/xt7ZAB

 

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