あきらめた夢への情熱 もう一度思い出してみませんか……。 魂を癒す『REINAのピアノヒーリング』Vol.22

夢に向かってチャレンジする権利は全員に平等に与えられていますので、もし羨ましがる方がいましたら「あなたも好きな事をして良いのですよ!」と勧め、背中を押してあげて下さい。

 

【 自分の夢をあなたに託すドリームキラー 】

あなたが自分の夢について誰かに相談したい時は、必ず「夢を叶えた人」の所へ行って下さい。

自分の夢への道を歩み始めると、なぜか皆さん自ら「夢を叶えようとしたけれど、叶えられなかった人」の所へ行ってしまいます。

原因は、夢を叶えている方は人口的に少ない事や、成功されてお忙しくされているので簡単には会う事が出来ない。

会えるとしても、委縮してしまい緊張して話せない。

そんな理由が挙げられるかと思います。

夢がきちんと叶わなくても、そこでの体験を消化し学びとして受け取り、経験を活かして生きていらっしゃる方なら、きっと良いアドバイスをくれるのですが……

未だに過去を「失敗体験」として留まっている方の所に行ってしまう方が多いみたいですね。

そうすると、どうなるのか……
と言いますと……。

始めはあなたの話に一緒に夢中になって、まるで自分の事のように応援してくれたりしますが、良くない事も起こります。

あなたの話に自分を重ね、自分の叶えられなかった夢を託すように、あなたがその方の夢まで叶える事を望まれてしまう事が多くあるからです。

応援しようとするあまりに、成功例ではなくその方の失敗例ばかり聞かされ、あなたの発想ややり方をやる前から否定されたり……。

その方のやり方を押し付けられ、あなたの夢ではなくその方の夢の方向へ推し進められてしまうかもしれません。

「自分の言う事を聞けば絶対に成功できるので、この通りにやらないと許さない!」なんて方もいらっしゃいました。

バンド活動で上り調子で成長していた頃、プロデューサーを気取りたいドリームキラーが沢山近付いて来た事があります。

始めは皆さんとっても良いファンの方なのですが、仲良くなるほどに私達に自分の夢を重ね、アツくなり過ぎてしまい……。

音楽に精通している訳でもなく、プロデュースの経験さえないのに、活動の仕方をコントロールしようとするので、まだ若かった私はどう切り抜けて良いのかとても迷いました。

決して悪い人達ではありませんから……。

夢は人間にとって大きなものなので、「インナーチャイルド」が付き物です。

ですから、過去の傷がプラスの記憶に書き換えられていない方と「夢」についてお話ししてしまうと、インナーチャイルドスイッチを沢山押してしまう事になり兼ねません……。

夢をきちんと叶えた方や、初めの夢が叶わなくても、そこから学び消化して、自分らしい方向へ成長されている方は成功者だと思います。

そんな方達は、自分で進む中でしか見つけられない事が沢山あり、実際に体験しない限りは学べない事も知っているので、駆け出しのあなたの話をあたたかく聞いて応援してくれると思います。

アドバイスはくれますが、夢の叶え方は皆違うので、決して自分の価値観を強要してこないのが成功者の特徴だと思います。

強い意見をあまり言わないので、一見クールに見えるかもしれないけれど、「あなたには出来る力がある」と信じるから余計な事を言わないだけです。

反対に意見を沢山言う方は、すごく親身になってくれているように感じるかもしれませんが、裏を返せば「あなた1人では出来ない」と思っているから心配して沢山の助言をしてくれます。

又、「あなたには力がないけれど、自分は力がある」と心の奥で思っていて、沢山の助言をしてくれるかもしれません……。

「あなたには出来る力がある」と信じてくれる方と、「あなた1人では出来ない」と信じている方、どちらを選ぶべきかは分かりますよね?

一緒にアツくなって応援してくれる方は、本当にあなたを応援しているのか、自分の夢をあなたに重ねてアツくなっているだけなのか、よく見極めて下さいね。

夢の話をしていて突然感情的になったりする方は、インナーチャイルドが反応していますので、少し距離を置いて応援していただくのが一番だと思います。

何よりも夢を叶えるためには、「夢を叶えた体験」を聞く事に大きな意味がありますので、失敗体験や挫折体験からの助言ばかりをする方のお話しは、出来るだけ上手に聞いて流してください。

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【 自分の夢を重ねてくるドリームキラーからの学び 】

なぜ私は、このようなドリームキラーを引き寄せたのか……

と言いますと、私は自分という人間にとても自信がなかったのです。

自信を持っている部分やプライドが高い部分もありながら、同時に「1人で夢を叶えるために前進する事は、とても難しく大変で怖い事」と思っていたのです。

つまり、深い所で導いてくれる人を求めていたのですね。

だから、「何とかしてあげる」「自分が導いてあげる」という想いの方を引き寄せたのです。

ここから学ぶべきなのは、『自分には成功する力がある! と自分を信じる強さを身につける事』です。