「スランプのカンフー少年が自ら成長を止めた本当の理由」〈後編〉 前世の記憶の癒しがもたらす成長や能力開花

自分らしさを取り戻す 光の破片を集めるストーリー 『光を紡いで』第1話 〈後編 落ちこぼれ人生からの卒業〉 玲奈が実際に体験した過去世のトラウマの記憶の癒しを、短編のストーリーで書き綴ります。 人生の上昇、才能や能力の開花に繋がる癒しと、魂の不思議なストーリーをお楽しみ下さい。

ここまでのストーリーは前編をご覧下さい

 

~ 紐解かれる人生 ~

過去の私のストーリーを夢のように眺めながら、私の頭の中ではまたいくつかのストーリーが重なっていた。

最近の私が体験した出来事。
可愛がっている生徒が、何でも自分に報告に来てくれる。
それはとても嬉しい事のはずなのに、私の足を引きずり下ろして無理矢理隣に並ぼうとされているような、とても窮屈な感覚になり、いつも不快になる。

どう考えても私は先生であり、相手は生徒で師弟関係のはずである。
相手もその関係を越える気はないのを知っているのに、まるで自分の座を狙われているような、とても追い詰められた気分になっていた。

そしてもう1つ。
私は自分の師を尊敬しながらも、いつもある一線からはその世界には踏み込んではいけないと、決して興味を持たないようにする癖があった。

本当はもっと師から学び吸収したい。
でも、自分が師の世界に踏み込んでしまったら敵同士になってしまう。
だから、絶対にしてはいけないと自分の気持ちに蓋をして、師の世界には程遠い生徒の世界から出ないようにする自分がいた。

私に報告に来てくれる生徒は、先ほど白昼夢の中で見た、私を蹴り飛ばした大好きな先輩と重なる。
この人生では、逆の立場を味わっていた。

そして、もう同じような辛い想いをしないために、師や先輩の前では「自分が学び成長する事を無意識に止める事が最大の安全」といつの間にか学んでいたようだ。

本気で学びたくて尊敬できる師を選ぶのに、大好きな師と師弟関係になった途端に落ちこぼれとなる、自分の癖がピタリと重なった。

学ぶ事知る事への罪悪感と、師の側で学びを深めていると、ふと相手を侵食していないか怖くなる瞬間が時々ある。
そして、私の元で学ぶ生徒達の成長を無制限に素直に喜べず、どこかビクビクしている感覚の胸につかえる塊。

それが今回、私が拾った破片だった。

 

~ 過去の私との融合 光を手に入れる ~

記憶が重なり意識が現実に戻って来た時、先ほどの危険な破片は美しい石へと姿を変えていた。
先程の、人を傷付けかねない破片は、全体が艶やかに丸みを帯びて輝いていた。

透明感のある黒の深さに吸い込まれるようであり、太陽の光を受けては不思議な色に光る、重厚感のある魅力的な石。

これは私の愛おしい一部だった。
思わず抱きしめてこの石の感触を感じると、胸のわだかまりが解けて涙が溢れた。

大切な自分の一部が自分の中へと流れ込み、1つになっていく。

私は、過去の私が置き去りにした光の破片を1つ手に入れた。

もう、自由に学び吸収する事を怖がらない。
自然な成長を隠さず妨げない。
皆の成長を愛で見守り包み込む。

過去の自分達に
「もう終わったから大丈夫だよ」
「ありがとう」
と手を振りながら、自分と約束する。

この日から私は、無意識に落ちこぼれを演じる私を卒業した。
胸に光るこの輝きと共に、私は成長を恐れず、自分を道をこれからも歩いてく。

Reina’s short story

Diva
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