コラム「幸せにでもなってみるか」Part.16~稲荷神社の狐の謎~ガクト(気功家・ヒーラー)

「稲荷」と聞くとなんだか怖いようなイメージですが、お稲荷さん(狐)は元々は「宇迦之御魂神」(ウカノミタマノカミ)といい、本当は「狐(キツネ)」ではなく「狼(オオカミ)」で、「ウカ」は穀物・食物の意味、つまり「穀物の神」なのです。

 

~ 全国稲荷神社神事『初午祭』 ~

2月6日は僕の家が役員をしている神社の神事『初午祭』が行われました。
今年もたくさんの参加者様と厄払い、そして五穀豊穣を願いました。

初午(はつうま)は、毎年2月の最初の午の日に行われる神事で、全国で稲荷社を祀るものです。
僕がお手伝いさせていただいている宇賀神社も『黒田稲荷』として地元の方々に大変愛されているお社です。

稲荷

 

お稲荷さんの狐は実は狼!? しかも女神さま!

「稲荷」と聞くとなんだか怖いようなイメージですが、お稲荷さん(狐)は元々は「宇迦之御魂神」(ウカノミタマノカミ)といい、本当は「狐(キツネ)」ではなく「狼(オオカミ)」で、「ウカ」は穀物・食物の意味、つまり「穀物の神」なのです。

「古事記」にも「日本書紀」にも詳しい性別が明確にわかるような記述はありませんが、『日本書紀』に嚴稻魂女(厳稲魂女、イツノウカノメ)という神名もあるそうで、古くから女神とされてきたそうです。

四本足ということで「狼=きつね」となり、江戸期にはお稲荷神社となったそうです。
ちなみに「油揚げ」というのも実は全く関係がなく、キツネは油揚げが好きっぽくない? 大好物でしょう!? と根拠がないままお供えされたものが全国に広がったということです。

神主

また、日本人は昔から「馬=うまくいく」「猿=厄が去る」などダジャレや言葉遊びも好きなので、「狼の四本足=キツネ=油揚げ=おいなりさん」となっていったのでしょう。

お稲荷さんは狐(キツネ)ではなく、狼(オオカミ)で、しかも穀物の女神さま。
それらは日本人特有の「受け入れる」、「あえて、あいまいにする」といった国民性によって変化していったのでしょうね。

集会

かしこみ~かしこみ~。

ブロフ

『プロフィール』
下假岳人(シモカリガクト)福岡県福岡市生まれ/
気功家、ヒーラー、作家
REIKIKOU ENERGY WORKS代表
日本レイキ・気功協会代表
福岡市教育委員会・気功講師
(東京・大阪・奈良・京都・福岡)etc、各学校・協会外部講師

海難落雷事故の経験により、異次元論や宗教哲学に目覚める。
中国気功を学びながら 霊気(REIKI)と出会い師範を取得。
道(TAO)思想・陰陽五行・神仙道を主体とし気功と霊気を融合し、
独自のスタイルで構成した〈霊気功〉を確立、「幸せ体質改善」「更に輝くオーラ作り」とした幸せである為の”究極メソッド”を中心としたメンタルトレーニング(霊気功)による、ストレス除去、自然治癒力を高める呼吸法など、企業や職場、学校、院内、各種施設等で手軽にできる気功法を全国でワークショップ開催中。
小学生からお年寄りまで幅広い年齢層がワークショップへ参加している。
その他の著書に「幸せにでもなってみるか」「何かいい感じ」「幸の素」などがある。

 

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