魂のQOLを向上させようVol.38~コアを整える方法

霊気の技法にある「丹田呼吸法」という鍛練法を今回はご紹介 したいと思います。この呼吸法は、瞑想法の一種ともされており 通常は霊気の鍛錬のために行うものですが、今回はそれを少し アレンジして、どなたにでも手軽にできる呼吸法としてご紹介します。

魂のQOL向上のためのスキルを、鑑定師惠美子がお伝えするシリーズ。
今回は「コアを整える方法」と題して、自らを保つ方法についてお伝えします。

 

あなたの「コア」は、しっかりしていますか?

「コア」とは核のことです。あなたは、ご自分のコアをしっかり認識できていますか?

人間には、誰でもエネルギーを貯める貯蔵庫みたいなものが存在しています。それがコア、つまりその人の核となる部分です。ここには名称がついていて、俗に「丹田」などと呼ばれます。

場所は、第二チャクラ、おへその下指二本分くらいの位置にあります。そこにある球体のような気の貯蔵庫が丹田。ここが別名「コア(核)」と呼ばれる、その人その人の中心点に当たる部分です。

ヨガや、ダンスなどをやっている方は、レッスンの際に先生から意識するよう促されることも多いと思いますので、耳慣れている言葉かもしれません。とある先生の表現を借りると、この丹田が「弾むように動く」というような、身体の動きがとれるのだとか。

この丹田を、どのくらい意識できるかで、自分の中心をどのくらいしっかり保っていられるのか大きな差が出てくるのです。

 

丹田は、鍛えられる

では、この丹田をしっかり認識し、強くするためにはどうするか。

霊気の技法にある「丹田呼吸法」という鍛練法を今回はご紹介したいと思います。この呼吸法は、瞑想法の一種ともされており、通常は霊気の鍛錬のために行うものですが、今回はそれを少しアレンジして、どなたにでも手軽にできる呼吸法としてご紹介します。

 

1.最初に深呼吸を3回します。

1度目は、胸の不要なものを吐き出すイメージ、2度目はお腹の中にある不要なものを吐き出すイメージ。そして、3度目は全身の不要な気を吐き出すイメージで行いましょう。
吐き出すときに体から灰色の気が出ていくイメージを持つと行いやすいです。

 

2.次に腹式呼吸を行います。

呼吸は鼻から吸って鼻から吐く鼻呼吸。
鼻から吐くのがつらい方は、口から吐き出しても構いません。
このときに吸う息でお腹が膨らみ、吐く息で完全にぺったんこになるイメージを持って行いましょう。吐き出すのは苦しくなるくらいのところまで、吐き切ってください。

上手にやると、一緒にインナーマッスルも鍛えられて、腹筋美人にもなれますよ。

 

3.鼻呼吸になれたら、その呼吸法で5~10分ほど瞑想状態に入ります。

このときに、吸う息で身体に白い光が充満し、吐く息で体の毛穴から白い光が外に出ていくイメージを持ってください。海を泳ぐクラゲのイメージで、吸う息で海中を漂い、吐く息でクラゲの体が伸縮し海を進んでいく感じ。
その伸縮する際に身体から白い綺麗な光が外に出ていくイメージを持ちましょう。

 

4.時間まで呼吸法を繰り返したら、ゆっくり意識を体に戻します。

ぼんやりするときは、手を強く握ったり、足を踏ん張ったりしましょう。身体が軽くなったり、気持ちがすっきりすれば、効果は十分得られたことになります。

また、丹田の部分、おへその下あたりが温かくなり、体中がぽかぽかしたり、汗が流れ出る人など、その効果性や反応はさまざまです。その日によって違う場合もあります。「今日は、こんな感じなんだ」と、自己点検のひとつにもなりますね。

 

コアを保つことと、併せてお薦めしたいこと

それは、「グランディングを保つ」ということです。

グランディングとは、地に足をしっかりとつけるといった意味合いがあります。このグランディングが、しっかりとできていないと、何も手にすることができないといったケースや、物事に巻き込まれやすくなるなどの影響が出てきます。これでは、どんなにコアをしっかり保っていても、根っこが生えていない植物みたいなもので、ちょっと風が吹いたら倒れてしまいますね。

グランディングを保つのにお薦めの方法は「ジャンプ」。その場でぴょんぴょん飛び跳ねる。カンタンなようですが、実に効果性の高い方法です。

かつて、柔道オリンピック金メダリストの柔ちゃんが、試合の前に飛び跳ねるということをしていました。あれは、このグランディングの理論をしっかり理解して行っていたと考えられます。話は逸れますが、他にもフィギュアの羽生選手は、大会に必ずパワーストーンを身につけているなど、スピリチュアル的な理論を取り入れたメダリストも、増えてきたように思いますね。

グランディングを目的としたジャンプは最低でも1分、60回くらいは飛んでくださいね。その方がしっかり地に足がつくと思います。また、身体についた要らないものを「振り落す」といった意味合いも含まれています。

今年の秋以降は、大きな変革の波がやってきます。毎年のことではありますが、今年の波は、ちょっと大きそう。それだけに、しっかり地に足をつけ、荒波にあたっても、しっかりと乗り切って行けるようコアをしっかり掴んで、気で満たしておくようにしたいものですね。

 

前回の記事:魂のQOLを向上させようVol.37~2015 秋以降、気をつけたいこと