ヒーリングを受けたから、と安心してしまっては現実は動かない

一年間続けてきた満月の無料一斉ヒーリングをやめることに致しました。
ブログでそのご案内をした際に「ヒーリングもエネルギーの交換ですから、本気になるためには有料のほうが良いかもしれませんね」という趣旨のコメントを下さいました。
セオリーとしてはその通りなのです。けれども私は無料をやめて有料にするということを考えていたわけではないな、と感じ、そう感じた自分に対して違和感を覚えましたのです。

やめる理由として私がブログに書いたのは、

というものでした。受け取るだけではなく、そこからヒントを得て一歩を踏み出していただくことが何よりも大切だと痛感しているからです。このままヒーリングを続けたら、受けたから安心、でプロセスが止まってしまうのではないかと考えたのでした。

一方で、無料と有料という「お金」のキーワードが付随しているのに、その側面についてはキチンと自分自身が意識化していなかったことにコメントを頂いた時に気付きました。

「安い物でいい」と思うのは自分の価値を安く見積もっているから

私が自分の前提としてずっと持っているのは「払うお金と自分自身の価値はイコール」。
それでも時々、1500円の天ぷらそばが食べたいけれど、980円のかつ丼のほうが安いし、お腹も一杯になるのだからかつ丼にしよう。
というような決定の仕方をしてしまうことがあります。

欲しいものは我慢し、財布に打撃がなくて嵩の多い物で代用すると安心だからです。結局は、不満を解消するために、100均やコンビニで単価の安いものをたくさん買ってしまうのですが、天ぷらそばを自分に許すよりは罪悪感を感じなくて済むので、気が楽なのです。ですから、こういう考えが頭をもたげた時は不安があるのだな、と気づいてすぐに掘り下げ、感情を感じていきます。
冷静に考えれば、何度も100均で買い物を重ねるよりも天ぷらそばのほうが出費も少ないはず。それが心の底ではわかっていても、高い物買ってないからと自分に言い訳をしたいのです。
それは、欲しいものは手に入らない自分、安いものをたくさんなら安心して受け取れる自分。自分の価値をそんなケチな基準で決めるのは絶対に嫌だ！　と決意するまで続きます。そんな考えが頭をもたげる時は、自分がゼロポイントから離れていることに気づくバロメーターになっているのです。

無料か有料かという部分で私は無意識にこのことを懸念していたのでした。
無料で一年間私がヒーリングを送り続けるということは、財布に打撃のないものをたくさん差し出し続けているのではないか？　と思ったのです。
仮に私が受け取る立場で、上記のような価値観でいたとしたら、ヒーリングも量産品レベルの価値でしか受け取れないし、いつまでも欲しいものを自分に与えることを許可しないでしょう。
だとしたら、相手に非常に失礼なことをしていたのかもしれない、と無意識に感じていたのです。

私が、無料をやめて有料にするということを念頭に置いていなかった理由は、タダ（で）受け取る（自分は何もせずに）ということは、以下の条件を満たしていれば決して悪い事ではないからです。
絶対に必要なその条件とは、「受け取る側が、自分は受け取るにふさわしい」と認めていること。ここが、無料のヒーリングは難しいと感じた理由のひとつでもあるのですが、これについては、また別の機会にお話ししたいと思います。

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