英国人サイキック、マーティン・ジョーンズのインタビュー(1)

マーティンの来日に合わせ、TRINITY編集部がマーティンに英国のサイキック事情、マインドフルネスとサイキック能力の関係などについて伺いました。 We interviewed British psychic & medium Martin Jones about psychic situations in Britain, the relationship between mindfulness and psychic abilities, and so on.

TRINITY編集部:英国では、どのような方がサイキックのところに行くのですか?

マーティン:老若男女を問わず、いろんな人が来ます。スピリチュアル好きな方は文化や宗教に関係なく、ミディアムやサイキックについてよく知っています。秘教への関心は高まっていますし、異文化やスピリチュアルな考え方を追究する自由も拡大しています。

ビジネスマンは事業計画や資金繰り、雇用についての助言を、恋愛に悩む人は恋愛相談に、人生の大きな変化や新たなプロジェクト、新しい仕事に向き合っている人は、どうしたらよいのかを相談にきます。

そのほか自分自身のサイキックパワー、ヒーリング能力を審査してもらいに来る人もいます。

TRINITY編集部:クライアントさんはどのような悩みを抱えているのでしょうか?

マーティン:たまに何か(誰か)に取りつかれてしまった人がいます。そういう人たちは、自分の愛する人がいつか自分を振り向いてくれるとか、非現実的なことが起こるとか、自分が欲することを聞きたくてサイキックに会いに行きます。

あるいはサイキックをあまりに近く感じるようになり、クライアントとして以上の関係を求める人もいます。彼らは淋しさが募り、感情的なつながりや支えを必要としているのです。

自分の人生の責任を回避しようとする人がたくさんいます。ですから、リーディングの聞き方をきちんと説明し、自分で自分の行動や決断に責任を持つよう教える必要があります。

TRINITY編集部:英国人にとってサイキックは大きな支えとなっていますか?英国社会においてサイキックは普通の存在ですか?

マーティン:人はサイキックリーディングを通じて洞察や明晰さ、自信を得られます。能力の高いサイキックのセッションを受ければ、過去や現在の多くの問題の答えを得られます。英国人は随分前からサイキックの力を利用しています。とはいえ、多くの人がお金や名声を求めてサイキックになり始めたため、ここ数十年間でサイキックの質は落ちました。評判の良いサイキックを選ぶ必要があります。

TRINITY編集部:心理カウンセラーと同じような役割を果たしているのでしょうか?

マーティン:優秀なサイキックは感情的な圧力を除去します。恐れや心配といった負の感情がなくなるのです。心理カウンセラーとサイキックは異なる手法を使います。カウンセラーは通常、意見や助言はしません。中立の立場でクライアントに自己表現を促し、自分自身の理解を助けます。一方、サイキックはクライアントの性格や出来事の深い意味を見抜くことが出来ます。それは、カウンセラーにはできない作業です。サイキックとカウンセラーは異なる形でクライアントをサポートします。両方とも有益なものですが、両者を直接比べることはできません。

TRINITY編集部:サイキックはどのようにして才能を目覚めさせたり磨いたりしているのですか?

マーティン:いったんサイキック能力が芽生え始めたら、その後は自分で心して訓練し続けなければなりません。サイキック能力を磨く方法はたくさんあります。例えば内なる声を聴くことです。自分のエゴを理解したり、自分の世界観や認識方法がいつどのようにして形成されるのかを把握したりするには一生かかります。人類の進化の過程、認知発達・行動システムについて学ぶことは、サイキック能力の向上にも役立ちます。

サイキック能力を開発するには宗教や哲学は関係ありません。自然の流れに沿い、真の自分に従って生活していれば、自分の潜在能力を存分に発揮することが出来ます。他人に気を遣い、親切にすること、正しい動機をもつことが重要です。動機が他人を助けるための場合は、自分のための場合よりも、成長ペースが速くなります。

マーティン・ジョーンズ、ただいま来日中!

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