きな粉~女性に人気の古から食べられてきた健康食品

きな粉といえば、お餅につけて食べたり、最近では和のスイーツなどでもよく使われる、「和の定番」ともいえる食品ですが、意外とその原料については知られていないかもしれません。

【1000年以上の歴史を持つ健康食品】

今から「1000年以上前から食べられていた」にもかかわらず、現代でも食べられているだけでなく、「健康にいい」として人気を集めている食品があります。

その食品とは「きな粉」。

 

【きな粉は大豆からできている】

きな粉といえば、お餅につけて食べたり、最近では和のスイーツなどでもよく使われる、「和の定番」ともいえる食品ですが、意外とその原料については知られていないかもしれません。

きな粉は「炒った大豆をひいて粉にしたもの」。すなわち、健康に良いとされている「大豆の栄養素」が、しっかりと含まれているだけでなく、粉になったことでより体内に吸収しやすくなっているのです。

 

【女性に嬉しいきな粉のパワー】

そんなきな粉には、「女性に嬉しい効用」が色々と含まれています。

大豆加工食品の中で、もっとも「イソフラボン」を含んでいるといわれており、「美肌効果」および「老化防止効果」がありますまた、「水溶性食物繊維と不溶性食物繊維」が双方豊富に含まれており、さらに「ビフィズス菌を活性化させるオリゴ糖」も含んでいますので、「便秘解消」にもぴったりなのです。

他にも「良質のタンパク質はもちろん、ビタミンB1、B2、E、カルシウム、カリウム、亜鉛、鉄などのミネラルを豊富に含み」、天然ポリフェノールや、サポニンなども含まれています。この中の「サポニン」は、「ナチュラルキラー細胞の働きを活性化させ免疫力を強化する」だけでなく、代謝を高め、利尿作用もあるということで、風邪などの予防はもちろん、「ダイエット効果」ももたらしてくれます。

 

【きな粉が持つスピリチュアルなパワー】

さらに、きな粉には「スピリチュアルな意味合い」も含まれています。

そもそも、原料である大豆が「魔滅」というところから、節分などで「鬼を祓うために使われている」ことは周知の事実です。それを粉にしたきな粉も、「悪神からの害を除けるために、お化粧のように使われた」という記録が残っています。

また、その色から、「豊かさを引き寄せる」ともいわれています。きな粉の語源は「黄なる粉」であり、その色が「黄色い」ことから来ています。きな粉を使ったお菓子としてかなりの知名度を誇る「あべかわ餅」は、もともと「金粉餅」と呼ばれていました。これは徳川家康が金山で金を検分していた時に、きな粉をかけたお餅を、金粉をまぶしてつくったといって献上されたのがはじまりだといわれています。

このようにきな粉の色合いから、「金や稲穂がしっかりと実る姿」をイメージしたりということで、きな粉には「豊かさ」という意味合いがあるわけです。実際に、奈良県ではきな粉を使った「きな粉雑煮」というものが存在しており、こちらを食べることでその年の「お米の豊作を願う」のだそうです。

 

【きな粉の過剰摂取には注意が必要】

さまざまな効能が含まれているきな粉ですが、牛乳などに混ぜて飲むことでより吸収もよくなるとして、「きな粉牛乳」が話題となっています。しかしながら、「重要な注意点」もあります。

それは「過剰摂取に注意する」こと。

粉状なのであまりわかりませんが、実はきな粉は比較的「カロリーが高い食品」ですので、ダイエットに効果的だからと必要以上に摂取すると「カロリーオーバー」になってしまいます。

女性に嬉しいイソフラボンも、過剰摂取してしまうと、美肌効果どころか、「脂肪を必要以上に蓄えようとしたり、場合によっては子宮内膜に異常が出る可能性がある」とされています。

妊婦さんには、イソフラボンの摂取が推奨されていませんので、この場合は過剰摂取だけでなく、摂取自体しないようにしましょう。

こうした注意点をまもった上で、適量を摂取すれば、健康維持だけでなく、様々な意味で豊かさを引き寄せてくれる素敵な食品です。より美しく健康的な生活を送るために、古来から使われてきた健康食品であるきな粉を、生活の中に賢く取り入れてみてはいかがでしょうか?

 

Power of “kinako”.
Ingesting the richness and health.