春だからこそ運試しをしよう!全国各地の神社でできる、変わった運試し!?

鵜戸神宮(うどじんぐう)の運試しでは、素焼きの粘土で作られた「運玉」と呼ばれる小さな玉を、本殿の下にある「亀石」という霊石のくぼみに入れることが出来ると願いが叶うといわれています。

春分を過ぎて、いよいよ春も本格的になってきました。

4月からは新しい生活がはじまったり、新しい環境に移ったりという方も多いかと思います。

エネルギー的にも春分を過ぎてからこそが、本当の年という説もありますので、今後を占うために、ひとつ運試しをしてみませんか?

運試しといえば、初詣や参拝などでひく「おみくじ」が一般的ですが、日本全国の神社には、ちょっと変わった運試しができる場所が多くあります。今回はそんな中から、いくつか紹介したいと思います。

o0402030112318865733まず最初に紹介するのは神奈川県鎌倉市にある「葛原岡神社(くずはらおかじんじゃ)」
こちらは「日野俊基卿」を祀っており、学問の神様として信仰されているのですが、
境内に「魔去ル石」というものがあります。

この石に願いをこめて、杯を投げつけて、粉々に割ることができると「魔が去る」さらには「まさる=勝(まさる)」ということで、幸せになれるといわれています。
ポイントとしては、杯がしっかりと割れなければいけないということで、割れない場合には、何度投げてもOKですが、運試しの場合は1回勝負と決めてやってみるのも面白いかもしれません。

運試し2同じように陶器を投げるというものとしては、宮崎県日南市にある「鵜戸神宮(うどじんぐう)」の運試しがあります。
こちらでは、素焼きの粘土で作られた「運玉」と呼ばれる小さな玉を、本殿の下にある「亀石」という霊石のくぼみに入れることが出来ると願いが叶うといわれています。

この亀石ですが、運玉を投げ入れる場所からはかなり距離があり、玉自体も素焼きの粘土で軽いことから、5個授与されるとはいえ、運玉を1個でもいれるというのは、至難の業。
また、男性は左手で、女性は右手で投げるという決まりもあるので、右利きの男性にとってはさらにハードルがあがりますが、それだけに見事に亀石に運玉を入れることができれば、ばっちりと願いが叶いそうな感じです。

th同じく九州地方で願い事が叶う神社として知られているのが、鹿児島県南九州市にある「射楯兵主神社(いたてつわものぬしじんじゃ)」別名「釜蓋大明神(かまふただいみょうじん)」。

こちらでは、その名の通り、釜の蓋を頭にのせて、鳥居から拝殿まで、落とさずに歩いて行くことができれば、願い事が叶うといわれています。
海岸沿いにあるので、風が強いことが多く、そういう時はかなり難易度が高いようですが、釜蓋は結構な重さがあるので、バランス感覚にすぐれた人ならば比較的たやすく拝殿まで歩くことができるでしょう。

o0800060013143520692-1同じようにある程度運動神経に優れていれば願いが叶いやすそうなものとしては、京都にある「松尾大社(まつおたいしゃ)」の運試しがあります。
こちらの神社は「大山咋神(おおやまくいのかみ)」を祀っているのですが、こちらのご神体が矢の先端につける「鳴鏑(なりかぶら)」であるということもあり、運試しも弓矢を使ったものとなっています。

大山咋神はお酒の神様でもあるので、底に穴を空けた酒樽へ向かって矢を射り、見事に穴を矢が通ると、穴の奥にしかけられた銅鑼が鳴り響くという仕組みになっています。
銅鑼が鳴れば大吉で、酒樽の中に矢が入れば吉ということになっています。

ちなみに1回の挑戦で矢は3本授与されて、大吉、吉、はずれ、それぞれの場合にあわせた記念品を貰うことができますので、ちょっと夜店っぽさもあり、楽しみながら運試しをすることができます。

どれも、特色の有る運試しですので、これをやってみたい! または、お近くの神社があった、という方は、春を迎えるにあたって、「今後の運勢はどうなのか?」「自分が持っている願いはしっかりとかなうのか?」を、是非とも試してみてください♪

【今回紹介したスポット一覧】
葛原岡神社
神奈川県鎌倉市山ノ内1157

鵜戸神宮
宮崎県日南市大字宮浦 3232番地

射楯兵主神社
鹿児島県南九州市頴娃町別府6827

松尾大社
京都府京都市西京区嵐山宮町3番地