ココロセラピストが語る
『感情の大切さ』とは?

“喜怒哀楽”どれも自分や、他者とのコミュニケーションを図るうえで、とても大切な物なのにおざなりにしがちですが……
ココロセラピストが語る<br>『感情の大切さ』とは?

感情は大切!

僕たちは感情で生きています。誰かに褒めてもらえれば喜びの感情が湧きあがって来るかもしれません。誰かに否定的な事を言われれば悲しみの感情が湧きあがってくるかもしれません。仲の良い友人と会っている時は楽しいという感情が湧きあがってくるかもしれませんし、苦手な人とどうしても接しなければならない時はつまらないという感情が湧きあがってくるかもしれません。

感情はとても大切なものです。もちろんポジティブな感情だけが大切なわけではありません。人間には喜怒哀楽がありますが、どの感情もとても大切です。普段僕たちはあまり気にしないかもしれませんが、然るべき時に然るべき感情が湧きあがってくる事はとても重要な事なのです。

ネガティヴな感情はいらないの?

ネガティヴな感情は必要無いと思う方もいるかもしれません。しかし、あながちそうとも言い切れないのです。たとえば、悲しいという感情を見てみましょう。突然ですが、本当に優しい人ってどういう人でしょう。頭に思い浮かべてみて下さい。いくつか優しい人のイメージを浮かべていると、その中に「人の痛みや悲しみをちゃんと理解している人」という条件が出てきたのではないでしょうか。ネガティヴな感情を知っているからこそ、その感情を引き出すきっかけを作らないように意識が働くとも言えるのです。

感情の伝達がコミュニケーション!

今の話からもわかるように、感情はコミュニケーションの役割もあります。相手の言動に対して悲しいという感情が湧きあがってきたとします。その悲しいという感情が相手に伝わらなかったら、相手は、その言動を軌道修正することはできないかもしれません。相手が嬉しかろうが悲しかろうが知った事で無ければ、コミュニケーションは成立しないのです。

相手から嬉しいという感情を引き出したいと思えばこそ、善意は生まれるのです。自分が嬉しいと思えばこそ、感謝の気持ちを伝える事が出来ます。

相手の感情を理解しようと思う気持ちがあればこそ、コミュニケーションは成立するのです。俗に言う『空気が読めないという人』というのは、相手の感情を上手に理解する能力が少々苦手な人と言っても良いかもしれません。

時には自分の感情と相手の感情が一致しない事もあります。意見が対立したり険悪な雰囲気になったりする事もあります。それはそれで仕方のない事です。何故なら、この世界に自分自身とまったく同じ人間など存在しないのですから。大切なのは、双方の感情を可能な限り最大限プラスに運べるように各々が舵を取る事です。

これができないと憎しみの感情に支配されてしまい、喧嘩になってしまったり、もっと言えば、戦争になってしまったりするのです。

自分の感情を知る!

コミュニケーションというのは必ずしも他者に対する話だけではありません。自分自身とのコミュニケーションという意味でも感情はとても大切です。自分自身とのコミュニケーションというのは、言い換えれば、自分自身と向き合うということです。

先進国は『心の病』が大流行しています。原因は様々ですが、その中でも僕は、自分の感情をスル―している事が大きな原因ではないかと考えています。現代社会はスピード社会なので、忙しさのあまり自分の感情など気にしている余裕はないとばかりにバタバタしている気がします。その結果、自分の感情を無視し続けるあまり『うつ病』になってしまったりするのではないかと思います。自分の感情(本心)に気付いていたとしても、「辛いなんて、言っていられないじゃないか!」「楽しくなくたって、仕方ないじゃないか!」「誰かが悲しんでいたって、相手している場合じゃないじゃないか!」とバタバタ、セカセカしていると、自分の心は不具合を起こしてしまうのです。感情は意味が無く存在しているわけではないのです。自分の感情をきちんと理解し、その上で、自分自身の立ち位置を考え、未来設定した方が、明らかに健康的なのです。

僕たちはついつい社会や周囲の環境に流されてしまいがちです。確かに、自分本位で完全に自由に生きる事は難しいので、ある程度は流されても良いのですが、自分の心身の健康を維持出来無ければ、それこそ流される意味がありません。

時々で良いので、自分自身の心の声、ちゃんと聴いてあげて下さいね。