ココロセラピストが語る!『コミュニケーションが苦手な人の特徴』とは?

コミュニケーションが苦手な人が無意識にやって嫌われているかも!? 気を付けるべき5つの『悪癖』

人生の極意はコミュニケーションにあり!

 

 

人生を有意義に過ごせるかどうかはコミュニケーション能力の有無によって大きく変わってくると言っても過言ではありません。

「TATSUMIさん。何を言っているんですか? 人生が有意義に過ごせるかどうかは、偏差値や学歴、資格や収入、顔の善し悪しですよ!」とか言われそうですが、僕はそれらを否定するつもりはありません。それらも確かにかなり影響すると思います。ただ、コミュニケーションは、それらを遥かに上回る程、重要だと言っているのです。

 

悪人もコミュニケーションの重要性を知っている!

極端な例ではありますが、詐欺師をイメージして下さい。優秀な詐欺師(※優秀でも悪い事なのでダメですよ!)は偏差値や学歴、資格なんて関係ありません。結婚詐欺師が必ずしも美形とも限りません。彼らは、コミュニケーション能力が高いから詐欺師としてやっていけるのです。相手の心を正確に把握し、どのように接すれば信頼されるかを知っているのです。才能の有無も関係あると思いますが、彼らは間違いなくコミュニケーション能力の重要性を知っているのです。

詐欺師ではないですが、『ボランティア』という言葉を駆使して自分は給料を貰っているのに、他人には一円も支払わず働かせようとしたりする人、あなたの周りにいませんか。よくよく考えれば、その時点で対等ではないのに、如何にも仲間であるように錯覚してしまうと、ついつい相手のペースに乗せられてしまったり等という事もありますよね。人間は大義名分を与えれば、無償でも喜んで働いてくれる可能性が高まると知っているからこそ出来る術なのです。

という話をすると、コミュニケーション能力が高い人というのは、悪人か狡猾な人間なのかと勘違いされそうですが、そうではありません。悪人や狡賢い人でさえも、コミュニケーションの重要性を知って意識しているのだから、僕たち一般人も、コミュニケーションに関しては重要性を知っていた方が良いのです。

 

コミュニケーションが苦手だとどうなる?

コミュニケーションがそれほど得意ではなくても生きていける事は生きて行けます。世の中すべての人がコミュニケーション大好き人間というわけではありません。人間関係を深く気にしないタイプであれば、もしかしたらコミュニケーション能力が必ずしも高くなくても問題ないかもしれません。

しかし、コミュニケーションが苦手となると話は変わって来ます。「普通にしていれば、特に問題ないでしょう?」と思うかもしれませんが、その人にとって普通でも、一般的に普通からかけ離れていると、印象が悪くなってしまう上に、誤解を招いてトラブルになってしまう危険性もあります。本人は自覚していないだけに「私…なんで、嫌われてるんだろう…」と頭を抱えてしまう人も実は多いのではないかと思います。コミュニケーション能力を無理して上げないにしても、以下のいくつかのポイントに該当している人は、その習慣だけでも改めてみて下さい。悪癖を改善する事で、今まで起っていた不要なトラブルを回避できるようになるかもしれません。

コミュニケーションが苦手な人が無意識にやってしまうであろう悪癖とは?

1.自己主張が強すぎる

「私はこう思う!」「私は○○と思っただけ!」「私は××と言っただけ!」と、相手の話をきちんと聴かず、「私、私…!」になってしまうと、相手の意見が尊重されていないと思われてしまいます。自分の意見をきちんと言える事はとても大切です。言いたい事も言えずストレスを溜め込んでしまったり、後で不平不満を言うよりは自己主張した方が良いですが、自分の意見が通るまで「私は…」と繰り返し続けると、もはやコミュニケーションでは無く意見の押し付けになってしまいます。コミュニケーションとは相手を自分の思い通りに動かす事が目的ではありません。双方にとって最良に物事を運ぶためのものだという事を忘れないでください。

2.言葉遣いが悪い

悪意の有無に限らず、言葉遣いは気をつけた方が良いです。敬語を使いましょうという話ではありません。乱暴に聞こえるような言葉はなるべく使わない方が良いです。親しい間柄だと、ついつい乱暴な言葉を使ってしまう事もあるかもしれませんが、習慣とは恐ろしいもので、肝心な時にうっかり乱暴な言葉を使ってしまって怖い人、あるいは野蛮な人と思われてしまうと大変です。特に子供がいる方は注意が必要です。子供は親の言葉を正しい日常語として覚えてしまいます。

3.謙遜しすぎる

謙虚な事は良いのですが、度が過ぎるとついつい卑屈になってしまいがちです。自信過剰や上から目線は論外ですが、いちいちその卑屈な言動に対してフォローを入れなければならないとなると相手のストレスがどんどん蓄積されて行きます。場合によっては嫌味か何かを言いたいのではないかと誤解を招いてしまう恐れもあります。

4.ブラックユーモアの乱用

ブラックユーモアも気心が知れていて、なおかつ普段から争うこと無く平和に笑い合える仲なら良いですが、万人ウケするわけではないという事を覚えておいて下さい。「まだ生きてたの?」という言葉が本人は「元気だった?」というニュアンスで使っていたとしても、相手が悪意と解釈したらトラブルに発展してしまいます。自分の言語能力に自信が無い人は、難しい婉曲表現は控えた方が無難かもしれません。

5.余計な事ばかり言う

たとえば、連絡がなかなか取れない人に対して「また、ほっつきあるっていたのか……」「お忙しそうで、結構なこった……」「私の事、そんなに避けなくてもよくない?」などと、自然に口から言葉が出てしまう人がいます。この言葉の真意がどうであれ、相手はほぼ確実に不快になると思います。時として意見の相違で揉めてしまう事はあるかもしれませんが、はじめから相手が不快になるような事を言ったら深い意味が無かろうと揉めごとになってしまいます。

 

 

以上5つ例を挙げました。悪意や敵意がある人は除外するとして、これらの恐ろしいところは『無意識に習慣化されてしまっている』ということです。これらに該当するタイプの人の多くは、決して相手を陥れたり不快にさせたりしたいわけでは無く、当然喧嘩をしたいわけでもないのです。

しかし、これらの悪習慣が繰り返されてしまうと、どうしても嫌われてしまいます。本当は悪人では無く、根は良い人だったとしても結果として自分で嫌われる種を蒔いて育ててしまったらどうにもなりません。

これが『悪癖』だと気付けば、まだまだ改善の余地はあります。せっかく真面目に生きているのに不必要に嫌われてしまったら、それこそ人生が台無しになってしまいます。だからこそ、もし、これらの悪癖に心当たりのある方がいらっしゃったら、それを1つでも減らすことで少しずつ人生を軌道修正して行きましょう。

あ、僕も…気をつけます!