美容の大家・杉野先生助けて! 欲には勝てない人のための生食レスキューレシピ

デトックス&生命エネルギーを上げる、野菜と果物のロー(生)クレンジングジュースで健康を守る“ルールと知識”

スクリーンショット 2015-01-20 15.31.04野菜を毎日しっかり食べたいけれど、一度にたくさんは食べられない……」そんな悩みを解消してくれるのが、栄養素満点なベジタブルたちのジュースなんです。しかも、美味しいこと。野菜や果物を生でいただくことで、植物の恵をまるっと身体に取り入れることができます。今回は美容の第一人者の杉野宏子先生が日々自ら実践しているジュースをご紹介!大切なのは、不要な毒素のアウト&栄養のインです。

クレンジングジュース

クレンジングを成功させるためのルールと知識

Q そもそもどうしてロージュースを飲むのがいいんですか?
生の野菜や果物には加熱したら壊れてしまうビタミンやまだまだ解明途中にある酵素、ミネラル、フィトケミカル、食物繊維などの成分が豊富に含まれています。また、ジュースにすることで消化もしやすくなるのでおススメです。

Q どんなジューサーやミキサーがいいんですか?
食物繊維は血糖値の急激な上昇を防ぎ、腸内細菌叢を整え便通を改善します。ジューサーでは食物繊維が除かれてしまいます。野菜の細胞壁を破壊し栄養成分を吸収しやすくするミキサーで試して。

Q 果糖は、血糖値を急激に上げたりしないって本当ですか?
果糖の腸管からの吸収速度はブドウ糖より遅く、代謝速度はブドウ糖より速いんです。直接的には血糖値(血中のブドウ糖濃度)を上げにくいですが、摂取しすぎはよくありませんので、野菜1に対して、果物も1で。

Q 女性が意識的に摂取すべき栄養素はありますか?
また、酵素は重要ですか?
現代女性は、タンパク質、ビタミンB群、亜鉛、鉄欠乏症が多いので補給に努めたほうがいいでしょう。酵素は消化、吸収、排泄含め身体の代謝全てに関連します。飲む酵素は腸内環境を整えるのに有効でしょう。

Q 生で果物や野菜を摂取すると、冷えの一因にならないのですか?
冷えは末梢血管の血行障害で、多くの場合タンパク質・ビタミン・ミネラル摂取不足が起こす栄養失調が原因。むしろ果物や野菜で栄養補給をすることが大切です。

Q 飲む時間はいつがいいですか?
朝は身体が目覚め、体温が一気に上がってエネルギーを消化する時間帯です。繊維やビタミンなどの栄養素を一度で摂取できるので、ジュースは忙しい朝には最適です。

Q ケトン体が出るのはいいことですか?
ブドウ糖摂取を制限して体内のブドウ糖が減少すると、脂質が分解され、体内のケトン体が増加してエネルギー源として利用されます。糖質制限すると必然的に出ます。

Q 3食ジュースだけでも問題ありませんか?
ジュースはあくまでも食事を補うもの。必ず食事をして不足しがちな栄養素を摂ってください。朝はジュース+α。昼食・夕食は良質の卵、肉、魚、脂質、野菜をバランスよく摂ってください。

Q フィトケミカルって何ですか?
植物中に存在する天然の化学物質で、体内では抗酸化物質として働きます。皮ごと果物や野菜をいただくことでより多く摂取できますが、無農薬物以外はよく洗ってから使いましょう。

Q ジュースを飲んではいけない病気や体調の人はいますか?
果物や野菜にアレルギーのある方は、アレルギーを起こす可能性があるものを排除してください。飲んでみて何となく体調が悪くなったりしたら、すぐに飲むのをやめてください。

さっそく明日から杉野先生もオススメのクレンジングジュースを紹介していきます!美味しい嬉しいクレンジングレシピ、どうぞお楽しみに♪

TRINITY48号より

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順天堂大学医学部卒業。医療法人社青真会青山エルクリニック院長、理事長。順天堂大学形成外科非常勤講師。医学博士。「美と健康」がテーマの統合美容医療の先駆者。