東アジアの周辺諸国で使用された太陰太陽暦(旧暦)は、月の満ち欠けによって日を数え、30日29日をもって一ヵ月とし、この12カ月では一年が354日にしかならないので、平均33カ月に一回の割合で閏月(うるう月)を置いて、太陽の一年とのあいだのズレが一か月以上にならないようにしています
この太陰太陽暦(旧暦)では、二至(冬至・夏至)と二分(春分・秋分)を、四季の中央にあてています。
すなわち冬至は冬の真ん中。春分は春の真ん中。夏至は夏の真ん中。秋分は秋の真ん中となります。
そして四季は、それぞれ91日余りとし、冬至と春分の中間点を春のはじめと言う意味で「立春」となります。
四柱推命で言う木 火 土 金 水では、春は木。夏は火。金は秋。水は冬とし、残る土が土用です。
四季それぞれの終わりの12日間ぐらいを土用と言い、
土用最後の日は次の季節の前日ということになり、この日を「節分」と言います。
立春の前日の節分だけが、今でも年中行事として残っているのは、立春正月の考え方から、年の変わり目であると同時に「鬼やらい」など他の節分には行わない様々な習わしをともなっていたからです。
「鬼やらい」とは 病気や災難をもたらすとされる鬼を追い出す行事。
またこの日の夜、家の戸口に鰯の頭を刺した柊(ひいらぎ)をかけておく風習も各地に残っています。
鬼が柊のトゲに刺さって痛がり、鰯の臭いに驚いて逃げて行くという考えられていたようです。
また、今年の恵方(年神様のいらっしゃる吉の方角)は、庚の方角西南西です。
今年は何事か行う時、この方角に向かうと縁起が良いとされ、また凶の方角は 東と北東になります。
旅行や神社・お寺など立春以降の初詣などは、東・北東にはむかわず、自宅からみて西南西にある神社やお寺は、自分に良いエネルギーを与えてくれます。
また今年は何事も、ゆっくりじわじわ象徴が現れる年です。
気がつけばこんな事に…と言う事にも。
良い事柄ならそれはよし。悪い事柄なら西南西の方角に何か白い物を身につけ、悪い事柄に縁を切る厄払いに出かけてみると良いです。