バランス良く五行のエネルギーをチャージ! 女性に向いている温泉の泉質とは?

エネルギー的に見ると、温泉というのは、手軽に「木火土金水」という五行の要素を取り入れることのできるスポットでもあります。

「九州大学病院別府病院」などが、別府市内で行った温泉と健康に関するアンケートを分析した結果、温泉に入ることで、5つの疾患を予防できる可能性が高いという報告を発表しました。

これは2012年11月に、別府市内に住む65歳以上の人、2万人を対象にした大規模なもので、全国でも初の試みとして注目されていたものです。

3月25日に「大分合同新聞」がこのアンケートの結果について、詳しく紹介していますが、それによると「高血圧」「高脂血症」「うつ病」「ぜんそく」「慢性肝炎」の予防に温泉が効果的なのだそうです。

このアンケートでわかった興味深い内容としては、同じ疾患でも、性別や利用パターンによって効果が変わってくることが示唆された点です。
同じ高血圧であっても、女性の場合は毎日温泉に入った方がよく男性は夜間に入浴したほうがいいというように、利用法によっても予防効果が変わってくるようなのです。

うつ病に関しては、男女ともに「塩化物泉」が効果的とされています。
こちらは、海水の成分に似た「塩分」を含む温泉であり、今のように深い地盤まで掘り進めることができなかった時代には、日本で一番多い泉質でした。
それだけに、比較的今でも多く存在している温泉といえるでしょう。

女性の場合は、塩化物泉は高脂血症にも効果的ということで、塩化物泉に毎日入浴することで、高血圧、高脂血症、うつ病、ぜんそくの4つを予防することが可能です。

こちらは、高齢者を対象にした調査ということもあり、若い女性には関係ないと思われるかもしれませんが、海水に近い泉質をもつ塩化物泉は、すなわち海に近いエネルギーをもっているともいえます。
海は生命の源であり、象徴的にみると、母性をもあらわしていますので、女性にとって必要不可欠なエネルギーをそもそも備えているわけです。

ちなみに、エネルギー的に見ると、温泉というのは、手軽に「木火土金水」という五行の要素を取り入れることのできるスポットでもあります。

五行というのは、東洋思想の根幹ともいえるもので、今でもさまざまな分野で活用されている要素ですが、東洋医学では、このバランスが崩れることで病気になったり、精神的に悪影響がでるとされています。

温泉を五行的に見ていくと、「水」が主体となっており、さらにそれが暖められているので 「火」、そして地下からわきでるときに 「土」 と「鉱石 (金)」 の成分を吸収しています。
また、露天風呂ならば周りには 「木」 が生えていますし、露天でなくともヒノキ風呂など、木を使ったお風呂が多くあります。

このようにみると、温泉に入ることでバランス良く五行のエネルギーが充実することがわかると思います。

最近なんかちょっと調子が悪いな…
という方は「塩化物泉」で、なおかつ自然に囲まれたような露天風呂に入ることがオススメです。

そうすることによって、かなり効果的に体をリフレッシュすることができると思いますので、ぜひ、試してみて下さい。