ココロセラピストが語る!『魅力的な人になる方法-モデリングの応用-』とは?

魅力的な人ってどんな人でしょうか。 誰でもかまいませんので試しに10人イメージしてみてください。 身近な家族や友達でもかまいませんし、芸能人でも歴史上の人物でもかまいません。

人は誰しもより一層、自分自身を輝かせたい、魅力的になりたいと思うものです。
それは老若男女問わず、世界中の多くの人が思っていることです。
もちろん僕もその1人です。

魅力的な人を真似する!

もしかしたら「この人になりたい!と言う人を選んで徹底的にマネしなさい!」と誰かに教えて貰ったことがあるかもしれません。
職場等でも、特定の誰かを参考にするように勧められたことがあるかもしれません。

心理学にモデリングと言うものがあります。
モデルとなる人物を真似することで動作や行動を覚えたり身につけて行くということです。
「子は親の背中を見て育つ」という言葉もモデリングと似たような意味合いですよね。
その言葉の場合は「悪い意味でも」というニュアンスもやや強めにありますので親に対する注意、警告の意味合いもありますね。

そのように考えると、魅力的な人物を真似するのは良いことです。

ただ真似するだけではダメ!

しかし!ここには注意点があります。
この注意点を無視すると、どんなに魅力的な人物を真似しても自分自身が魅力的になることはできません。
今からモデリングをする際のポイントを書いておきますので、ぜひ参考にしてみてください。

モデリングのポイント!

1.「私」という存在は過去にも未来にも1人しかいない!
誰かに憧れたり、誰かをモデリングすることはとても良いことです。
しかし、これだけは絶対に忘れないでください。
あなたという存在は、世界に1人しかいないのです。
他の誰もあなたになることはできませんし、あなたが他の誰かになることもできません。
たとえDNAがそっくりそのままでも、それは身体的な問題だけの話です。
人は誰しも生まれ育った環境が違うのです。
私と言う存在は自分自身の環境や経験も多いに含まれるのです。
決して他の誰かとまったく同じ人間にはなれないのです。

2.誰かのようになりたくても自分の存在は否定しない!
自分自身を決して否定しないでください。
自己否定は幸せから遠のいてしまいます。
僕が今まで見てきた残念な人たちの共通点は自分の存在を否定している人たちです。
自分を否定している人は自分を否定している時点で幸せになれません。
大切なのは、自分と言う土台を今この瞬間から如何に変化させていくかということです。
誰かのようになりたいと思い、モデリングするのは良いことですが、「~のように」であって、土台が自分であることは変わりません。
ここでつまずくとなかなか先に進むことができません。
負のループに陥る前に、カウンセリングなどを利用して、自分自身を改めて見つめ直すことを強くお勧めします。

3.モデリングの対象は魅力的なら誰でも良いわけではない!
たとえば、憧れの人物が【ドラゴンボール】の孫悟空だったとします。
純粋な心を持ち、常に強くなることを望み、どんな敵が現れようと決してくじけない。
確かに魅力的です。しかし、孫悟空は戦いを望むあまり、修行と戦闘以外の事はほとんどしませんし、できません。
悪く言えば家庭も顧みません。
これを現代社会に置き換えると、純粋にお金を増やすことだけを考えて、仕事に対する情熱だけは誰にも負けない。
リスクが大きくともビジネスチャンスがあればチャレンジする。
しかし、仕事に没頭するあまり、家庭を顧みないし、仕事以外の人間関係には興味がないと言った感じでしょうか。
そういう人生に憧れていて自己実現させたいのなら良いのですが、キャラクターとしては魅力的であっても、その生き方が魅力的かと言われるとどうなのかという点も重要です。
時代背景や文化的背景、環境などによっては、魅力的ではあっても社会に受け入れてもらえなかったり、うまくいかない場合もあるので注意が必要です。

4.土台の段階で差がある人物や運だけで生きている人は選ばない!
たとえば、シンデレラ。
生まれ持って美女です。
イジメに耐え抜いて健気で一生懸命生きていてとても偉いと思いますし、そんな姿に魔法使いのおばあさんも、ついつい助けてあげたくなってしまうのもわかります。
しかし、王子様に見染められたのは外見の要因が大きいです。
一度ダンスしただけで結婚を決めてしまうような男性です。
相手の内面はそれほど重視していない可能性もあります。
結果的に幸せに暮らしたのは性格の問題もありますが、それは運だと思います。
白雪姫も生まれたときから美女です。
毒りんごを食べて死んでしまった白雪姫も、王子にその美しさを見染められて運よく生き返って結婚に至りました。
ちなみに、この王子、小さい子向けの絵本などでは省かれていると思いますが「死体でも良いから、この美しい女性を連れて帰りたい!」と言っていたそうです。
怖くないですか。
ちょっとした変態ですよね。
シンデレラの王子様より変態チックです。
仮に自分が絶世の美女だったとしても、相手が王子様と言うだけで何も考えずに付いて行ってしまう女性をモデリングしても、あまり良いことはない気もします。

5.本当に自分に適したモデルを自分自身で再構築する!
では、結局、誰をモデリングしたら良いのか。
もしかしたら余計に頭を抱え込んでしまったかもしれません。
安易にモデリングすれば良いわけではないのです。
そこで、より自分自身のQOL(生活の質)を高め、自分自身がより魅力的になるためにはどうしたら良いか。
それは、自分の適したキャラクター・モデルを再構築することです。
別にモデルは特定単数である必要はありません。
人間は、色々な要素が絡まって成り立っているのです。
だから、この時代の自分自身に適したキャラクターを再構築して、部分部分にモデリングすれば良いのです。

魅力的な人ってどんな人?

魅力的な人ってどんな人でしょうか。
誰でもかまいませんので試しに10人イメージしてみてください。
身近な家族や友達でもかまいませんし、芸能人でも歴史上の人物でもかまいません。

さて。イメージできましたでしょうか。
それでは、あなたが選んだ魅力的な10人の魅力のポイントは何でしょうか。
顔がステキ。
お金持ち。
お洒落。
部下がたくさんいる。
頭が良い…。
魅力的な人物ですから、たくさん思い浮かぶかもしれません。

ではそんな魅力的な人物たちの魅力の共通点って何でしょうか。
それが、あなたの理想であり、憧れであり、好みのタイプであり、これから目指す生き方の参考になる人物です。

ちなみに大富豪をモデリングする場合は大富豪になって行くプロセスを参考にして下さい。
スタイルの良い人をモデリングする場合は、美しくなっていくプロセスを参考にして下さい。
セルフ・イメージは達成後のゴールをイメージした方が良いですが、プロセスを無視するとちょっと遠回りになってしまうかもしれません。

自分自身が再構築した魅力的なモデルイメージと、現実の自分のギャップを少しずつ埋めて行くことで、あなたの魅力度はどんどんアップすると思います!

※モデリングや自己実現が難しかったり、途中で躓いたりしたら、カウンセラーやコーチ等の信頼できる専門家に相談してみてください。