Out with the old, in with the new.Part 2 〜新たな世代へ命のバトンが繋がれるとき〜

これまで沢山の先祖達の命が亡くなっていって、目に見えない命のリレーが私達に引き継がれています。 複雑に絡み合っていた運命の流れは、今、私達が生きるために繋がっているのです。
Out with the old, in with the new.Part 2 〜新たな世代へ命のバトンが繋がれるとき〜

先日の講演会の事です。ある女性の方が手を挙げて、20年前に赤ちゃんを死産した時の事を涙ながらに伝えて下さいました。

「予定日の3日前に、突然お腹の中の心音が聴こえなくなって、
赤ちゃんが亡くなっていて、死産したんです。
私に何も言わないで、亡くなってしまうなんて、水臭いじゃない。」

自分の身体の中に宿り始めた命が亡くなっていくというのは、きっと自分の一部が死んでいくようで、辛くて悲しくて、彼女はそんな苦しい思いを誰にも言えなくて、ずっと長い間心の奥にしまい込んでいたのだろうと思います。

医学が発達したと言われる現代でさえ、死産や流産、そして堕胎などで亡くなってしまう命があります。
産まれてこなかった赤ちゃん達は、生きていればどうなっていただろうと思うと複雑な気持ちになります。

きっと世の中には目に見えない複雑に絡み合った理由というのがあって、運命というのはそういった沢山の理由から紡ぎ出されるのかも知れません。

人間はその目に見えない運命というのが理解出来なくて、時に受け止められなくて涙するのでしょうか。

講演会で女性の方が死産された子どもの話し始めた時、会場にいた多くの女性の方達が涙を流されました。

きっと同じような思いをしていて苦しい思いを誰にも言えなかった方々だったのだと思います。

彼女達の流す涙を見て、亡くなってしまった子ども達や彼女達の運命を思わずにはいられませんでした。
そして、僕の中に伝えなければいけないと感じた事が浮かんできたのです。

それは僕が、ある男性オペラ歌手の歌を聞いた時の事でした。
そのオペラ歌手が手を振ってステージに出てくると、小さな男の子がお揃いの綺麗なブルーグレー色の服を着て、同じように手を振って後ろからついて出てきたのです。
歌手の人が歌い出すと、男の子はステージ台の上に両肘を乗せて嬉しそうに歌う姿を眺めているのです。その時の男の子は至福の顔をしていて、本当に幸せそうに歌を聞いていたのでした。

そのコンサートが終わって、僕は歌手の人に話しかけてみました。

「男の子。もう亡くなっていると思うんですが、家族の中にいませんでしたか?」
突然の質問に驚いたようでしたが、彼は兄が死産している事を教えてくれました。
そして僕が男の子を見かけた事を伝えると、「きっと、母に伝えたら喜びます」と嬉しそうに言ってくださったのでした。

生きている人というのは、きっと目に見えない沢山の人達のサポートというのを受けていて、その多くは家族や先祖達からのサポートなのだと思います。

きっと縁があって家族になった時、「この人を守ってあげたい」と家族や子ども達を思うものなのでしょう。

縁というのは不思議なもので、お母さんのお腹の中で短い時間を過ごしただけでも、新しい命は自分の家族を感じて心が暖かくなるのです。
そしてその暖かさを感じて亡くなっていく命は、きっと縁ある人達に命を繋いで、想いを引き継いでもらいたいと思うのです。

これまで沢山の先祖達の命が亡くなっていって、目に見えない命のリレーが私達に引き継がれています。
複雑に絡み合っていた運命の流れは、今、私達が生きるために繋がっているのです。
そう考えると、亡くなっていった命のためにも精一杯生きなければと思う気持ちが湧いてきます。
そして多くの命を経て私達が受け取った命のバトンは、次の世代の子ども達に繋いでいかなければと思うのです。

Rev. 上田サトシ

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