“端午の節句”とも呼ばれる5月5日の「こどもの日」 〜薬玉を作って邪気を祓いましょう

「薬玉(くすだま)」というと運動会などでお馴染みの、中から、紙吹雪と垂れ幕が出てくる物が一般的ですが、元々は「麝香」や「沈香」などの香料を玉にしたものを袋にいれて、それを五色の糸や菖蒲、ヨモギなどで飾り付けたものだったのです。
“端午の節句”とも呼ばれる5月5日の「こどもの日」 〜薬玉を作って邪気を祓いましょう

5月5日といえば「こどもの日」。

「端午の節句」とも呼ばれています。
この日には菖蒲湯に入るという風習が現代でも残っていますが、なぜ菖蒲湯につからなければならないのかは意外と知られていません。

古来、旧暦の5月は「邪気が強い時期」だとされてきました。
現在でいうと、だいたい6月の梅雨時にあたりますので、雨が続いて湿気が多いことから、「物が腐りやすく、カビなどが生じやすい=邪気が強い」と考えられていたわけです。

ですので、そういった邪気を祓うために、菖蒲湯に入ったり、ちまきを食べたりしていました。

これらの風習は中国では古くから行われていましたが、日本に入ってきた時に「菖蒲(しょうぶ)」という言葉が「勝負」や「尚武」に通じていて、縁起がいいとして、武士の間で菖蒲湯につかることが流行し、一般的に広まったといわれています。

そんな強い邪気から家全体を守るために、5月5日に配られていたアイテムが「薬玉」。

今では、「くす玉」というと運動会などでお馴染みの、紐を引っ張ると中から、紙吹雪と垂れ幕が出てくる物が一般的ですが、元々は「麝香」や「沈香」などの香料を玉にしたものを袋にいれて、それを五色の糸や菖蒲、ヨモギなどで飾り付けたものだったのです。

菖蒲やヨモギなどは前述した通り、邪気を祓うとされていましたが、中に入れられる香料や、糸の色なども五行などの神秘的な意味合いを念頭に置いて作られていました。

平安時代などでは、端午の節句に参加した人には、特別な薬玉が下賜されて、家に持って帰って邪気払いに9月まで使用されたとされています。

こちらは、どんな姿をしていたのかは正確にはわかっていないのですが、どのようにして持ち帰ったらいいのかという決まりもあったということですので、かなり神聖なアイテムとして扱われていたようです。

現代では薬玉はほとんど作られなくなってしまいましたが、5月になるとさまざまな野草が力強く伸び始めます。
そういったハーブの中には浄化作用が強いものや、色々と健康を助けてくれるものも多くありますので、今回はしういったハーブを使うことも可能な、「現代風薬玉」の作り方を紹介したいと思います。

まずは、材料を用意しましょう。

重曹 100グラム
クエン酸 50グラム
片栗粉 50グラム

ハーブ 適量
水 適量

材料は非常にシンプルです。
今回は端午の節句の薬玉なので、ハーブは菖蒲とヨモギがオススメですが、お好みのハーブや、今が旬のハーブを使うのもOKです。
ハーブは前もって小さく切っておきましょう。

それでは次に作り方です。

ボウルに重曹とクエン酸、片栗粉を入れてよく混ぜ合わせます。

次に細かく刻んだハーブを投入して、再度よく混ぜます。

材料がすべて、しっかりと混ざったら、お水を小さじ半分ぐらいずつ入れながら混ぜていきます。

この水加減がちょっと難しく、粉が溶けない程度で、強く握ったらまとまるぐらいにしましょう。少しずつ水をいれていくのがポイントです。

最後にラップでまとまった粉を包んで、ひたすら強い力をかけて、丸くまとめていきます。思いっきり力をかけて圧縮するイメージです。

ラップを外しても、球形を保っていれば完成です。

すでに、お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらは「バスボム」の作り方です。
お風呂に入れることで、泡とともにハーブも浮かんできて邪気を祓ってくれるというわけです。

お好みでハーブだけでなく、アロマオイルをいれてみると、匂いもついていいでしょう。

浄化にぴったりで、菖蒲やヨモギなどにもあいそうなものとしては「ジュニパー」などがあります。

この方法はシンプルですが、水加減が難しいですし、圧縮するにも力がいりますので、もし、もっと手軽に失敗なく作りたい方は「バスボムメーカー」という商品を使うと、簡単に市販品のようなものが作れます。

菖蒲には邪気を祓うだけでなく、「血行促進」の効能があり、「筋肉痛」「冷え性」「肩こり」などに効果的ですし、よもぎは「保湿作用」や同じく「血行促進」の効能がありますので、これらのハーブが入ったバスボムには、高い癒やし効果が期待できます。

バスボムを作るうえで、注意していただきたい点がいくつかあります。

まず、重要なポイントとしては、よもぎには「陣痛作用」がありますので、妊婦さんが使用する場合は、よもぎは抜いてください。

また、アロマオイルを使う場合は、皮膚に塗っても大丈夫なグレードのものをつかい、光毒性のないオイルを使ってください。

穢れを祓って健康になれる「現代の薬玉」、ハーブバスボムをぜひ作ってみて下さいね。

家族やお友達と一緒にわいわいと作るのも楽しいですよ♪

Japanese old customs “kusudama”.
Introducing how to make a new “kusudama” = “Bath Bomb”.
It is purified by Bath Bomb, it will become healthy!