エンジェル・セラピスト®夫婦のスピリチュアル子育て PART.65~可愛い子には旅をさせよ・トイレトレーニング編(1)(寛子編)

子どもを持つと育てているようでいて、自分が育てられている気がします……、トイレトレーニング1つでも“気づき”があります

子育ては、親育ちですね。

まだ子供は早いと思っていた30代前半の頃、自分が未熟だからまだ子供は育てられない、と感じていました。
しかし実際はそうではなく、子育ての中から何を学ばせてもらうのか、その姿勢があれば一緒に成長していけるものですね。

今回はトイレトレーニングをテーマに、「可愛い子には旅をさせよ」ということわざを実感した体験談を複数回に分けて紹介します。

娘の小葉も1歳を過ぎて歩き始めてから、自分で出来ることが日々増えています。

しかしお世話が必要で何もかもやってあげていた赤ちゃんの時期があまりにもあっという間に過ぎて、自分でやりたがる姿に親の心がついて行けずに戸惑うことも多々あります。

今年の5月に満2歳を迎える小葉は、今は日常のいろいろなことを自分でやりたくてしょうが無いのです。

例えば、スプーン、フォークを自分で使いたがるけど、食べ物が四方八方に飛び散るから食べさせた方が早いし掃除の手間も無くなる。

台所で食事の用意を手伝いたがるけど、時間が余計にかかるし食材で遊び始めるし、火や刃物もあって危ないから近くに来て欲しくない。

オムツではなくパンツを履きたがるけど、失敗したら着替えなければならないから外出の時は履かせたくない。

少子化や便利なものが増えたことで、子供たちの自分でやりたいという気持ちがくじかれることが多いように感じます。

幼児の教育に関わる方から聞いた話では、最近の子供たちの問題として小学生、中学生になっても、日常の中で出来ないことが増えているそうです。

■今回はトイレに限った話題を挙げると……

・和式便所が使えない、または上手に使えない。洋式しか使ったことがない為。

・トイレを流さない。蓋が開き流れるまで全て全自動のものが家にある為。

・トイレを汚しても自分で掃除しない。親が何も言わず掃除してしまう為。

トイレを流さない(流す必要性を自覚していない)小学生の子がいるというのは、衝撃でした。

他にも、布オムツ世代に比べて紙オムツ世代は、オムツが外れるのが数年遅くなっています。

紙オムツは確かにとても便利ですが、本来はもうトイレは自分で出来る心も体も整っている子の力も奪ってしまう便利さなのかもしれません。

親が手をかけたり、便利なものを使うということは、幼児が「出来た」という自信を育んだり、自分で出来る力を奪うことにもなりかねないのですね。

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私は親から、「あなたは一歳になる前にオムツは外れたわよ」と言われることが、常にプレッシャーでした。

布オムツ世代は、赤ちゃんの排泄のリズムに敏感です。

布オムツは紙オムツに比べて漏れも心配ですから、したら直ぐに気付ける感覚が問われます。

つまり布オムツを利用することで、親がトイレトレーニングをされていたとも言えるのです。

赤ちゃんの排泄のリズムが分かってくれば、そのタイミングでトイレに連れて行ったりオマルに座らせたりすることが出来ます。

そうして赤ちゃんはオムツでするより、トイレやオマルでする方が気持ちいいし、褒められるし……となってオムツが外れるのも早いのですね。

「オムツ無し育児」と呼ばれるものは、まさにこれです。オムツの無かった時代から、当たり前にやってきたことなのです。

紙オムツを主に使いながら布オムツ、布のトレーニングパンツを併用して育てていますが、私も母の話を参考にして生後半年前後からトイレでさせることにチャレンジしてみました。

確かにタイミングが合えば、大も小もトイレでします。

しかし、まだ腰も据わっていない赤ちゃんですから、便器の上で親が全身を抱えてあげなければなりません。

また季節にも寄りますが、冬になり厚着をしているため脱がすのが面倒になりました。自宅で仕事をしながらでゆっくり向き合うことが出来ず、結局私は続けられませんでした。

仕事や家事で忙しいと思っている時に、子供のトイレのペースまで考えるのは思っている以上に大変なことでした。

我が家でトイレトレーニングを再開したのは、去年の夏に紙オムツで酷いお尻かぶれをしてしまった時、布オムツとオマルでお尻のかぶれを良くしてあげたいと思ったからでした。

当時は小葉も1歳2ヶ月になり、オマルにも安定して座れる、オシッコの間隔もある程度開いてくる、トイレそのものにも興味が出てトイレットペーパーや水洗のレバーをいじる、などするようになった頃でした。

順調とはいきませんが、どうしたら子供の力を奪わないようにトイレトレーニングが出来るのか? 試行錯誤しながら今も進めています。

トイレトレーニングのお話は、次回の寛子編に続きます。