この不調は気のせいではなかった……
悪天候の時は気象病に注意!

『気象病』に負けない5つのポイントをチェック!! その2、むくみ防止のために、体を冷やさず、塩分は控えめの食事生活を行いましょう。
この不調は気のせいではなかった……<br>悪天候の時は気象病に注意!

天気が悪いと、何となく身体がダルかったり、やる気が起きなかったりすることがあります。どうにか自分自身の体調を保っていても、周囲にいる家族や友達、同僚などの誰かが元気がなく、心身を磨り減らし、疲れきってグッタリしていたら、結果的に物事が良い方向へ向かうことが出来なくなることがあります。

これは決して笑って済ませる問題ではありません。なぜなら、「負は負を呼ぶ」からです。この『負の連鎖』を断ち切るためにも、私たちはこの不快感の原因と対策を一緒に勉強する必要があるのです。

そろそろ梅雨のダルさから抜けられると期待してはいますが、次は暑い夏がやってきます。それも踏まえて、天気と元気の関係を見ていきましょう!

 

心身をむしばむ『気象病』とは……!?

東洋医学では、かつてより気象と体調の関係はとても重要視されてきました。気候の変化が健康に直接影響することを気象病というそうです。

気候の変化といっても様々で、単に晴れだとか曇りだとか雨だとかいうだけではありません。季節の変わり目だったり、台風が近づいてきたりと、急激な気温や湿度、気圧などの変化なども原因に含まれます。

このように季節や気候の変化がある時、身体の調子が悪くなったり、病状が悪くなったり、古傷が痛んだりすることもありますよね。もちろん、身体的なことではなく、残念ながら心の病が悪化してしまう人もいます。病的ではないにしてもメンタルが凹んだり、キレやすくなったりする人もチラホラ見かけることもあると思います。「それ、いつも……」という方は別として、特に気候によって、このような症状に心当たりがある方は気象病の影響かもしれません。

私が梅雨の話をする時に『湿邪』(簡単にいうと、ジメジメにやられてしまうこと)について触れることが多いのですが、この「湿」という文字も文字通り「湿度」の「湿」です。まさに天気のキーワードですね。天気を軽視すると、心も身体もジメジメして弱ってしまう危険性があるのです。

気象病の原因については残念ながらハッキリしたことは分かっていません。しかし、気圧の変化がポイントではないかというのが一般的な見解です。例えば、夜中に気圧の変化を何となく感じたタイミングと偏頭痛が起きるタイミングがほぼ同じだという時もありますものね。

 

『気象病』に負けない5つのポイントとは……!?

1.気象病を知る!
決して病名をつけたいわけではありません。ただ、「天気と心身の健康は密接な関係がある」ということを知っておくことが何より大切です。もちろん心身の不調の全てを気象病だと思い込んでしまっては大問題です。しかし、天気が今の状況に関係していると予想ができれば、比較的に対処も簡単になるのは間違いありません。

もちろん、自分自身に対しても、他の方に関しても、「いつも具合が悪そうだね……」「いつもキレてるね…」と思ってしまう前に、その「いつも」が「毎日」なのか、「天気が悪い時」なのかを客観的に分析できるだけでも、接し方が大きく変わってきます。周囲に気象病のような人がいたら、それとなく天気と健康の関係性の話を教えてあげてください。

2.むくみ!
女性は特にむくみを気にする人が多いです。「今日、むくんでいるね……」と指摘されるたびに凹む人もいるのではないでしょうか。(そういうことをズケズケ言うこと自体がマナー違反ですが……。)

「むくんでいる=太った」と勘違いする人が案外少なくないので注意が必要です。運動量も食事量も、ちゃんとコントロールしていて体重も変わってないのに、外見がまるみを帯びてしまったという場合は必ずしも太ったわけではないかもしれません。

気圧が下がるとむくみやすくなります。つまり、気圧が低いときだけ、丸みを帯びている方は太ったわけではないのです。そのような時は安易にダイエットをしたり過度な運動をしたりするのではなく、出来るだけ身体を冷やさないようにしてください。そして塩分を取りすぎないように気をつけると良いでしょう。

3.ちゃんと身体を動かす!
運動をしなさすぎると、不健康です。これは気象病以前の問題です。むくみがどうとかではなく、確実に太ります。まずは、この点を押さえてください。スポーツジムに通って筋トレをするとか、そこまで無理をする必要はありません。ムキムキになりたいとか、何らかの目的のある方は別ですが、気象病対策として考えるなら軽めのストレッチなどで十分です。大事なのは継続することです。自分に適した運動を考えて実行してみて下さい。

4.お風呂!
ついついグッタリしていると、浴槽(バスタブ)のお湯に浸からず、シャワーで簡単に済ませてしまいます。しかし! お湯に浸かること、これこそ、リラックスの王道です。お湯に浸かることで、血行促進だけでなく、自律神経のバランスも整えてくれますし、汗をかくことで余分な水分も排出することができます。シャワー派の方もぜひ、温かいお湯に浸かってみて下さい。

5.本当に具合が悪いときは専門家に!
残念ながら、生活習慣の見直しだけでは、健康の全てを保つことが難しいこともあります。心身の不調が長く続いたり、自分ではどうにもならないと感じたりした時は手遅れになる前に信頼できる専門家に相談して下さい。一人では不安だという場合は家族や友達に相談してみるのも良いと思います。

 

心身の不調によるトラブルを起こさないように

心身が不調だと、思考能力が低下したり感情が乱れたりします。そうすると、大抵の場合、コミュニケーションが上手にとることができず、不要なトラブルを引き起こしてしまうものです。

これは自分だけの問題ではありません。自分が不調の時には自分の異変にちゃんと気づいて対処する、他人が不調のときは気づいて、そっと手を差し伸べる、これが当たり前になれば、世の中はもっと円滑に回るのではないかと思うのです。

そのためにも、まずは自分自身の心身を健やかに保つことが大切だということを忘れず、生活習慣の見直しを心がけたり、疲れを溜め込まないよう適度に休息を取ったりして、心身にストレスを溜め込まないようにしてくださいね。