“Let the dead bury the dead” – 起こったことは過去のこと、いつまでも振り返らず大切なことに心を向けよう!

過去に心を奪われ、そればかりを考えて、素晴らしい能力が発揮できないでいる人は多いです。一般の人が脳の10%しか使っていないと言われるのは、こんなところから来ているのでしょう。
“Let the dead bury the dead” – 起こったことは過去のこと、いつまでも振り返らず大切なことに心を向けよう!

“Let the dead bury the dead”は、日本語にすると「死者をして死者を葬らしめよ」です。
これは、今では格言になっているのですが、元々は聖書に出てくるイエスの有名な言葉から来ています。

父を埋葬してからという弟子に、イエスがこの言葉を吐いて自分についてきなさいと促すのですね。

聖書の英文は次の通りです。

Jesus said, “Follow me.”  But the man replied, “Lord, first let me go and bury my father.”  Jesus said to him, “Let the dead bury their own dead, but you go and proclaim the kingdom of God.” (ルカ伝9章60節)

いろいろ論議があるようですが、もう終わったことはどうすることもできないので、今大切なことをするようにという意味ではないでしょうか。

起こったことは、もう過去のことです。
でも、その過去に心を奪われ、そればかりを考えて、素晴らしい能力が発揮できないでいる人は多いです。
一般の人が脳の10%しか使っていないと言われるのは、こんなところから来ているのでしょうね。

脳をコンピュータにたとえると、起こったことをメモリに保存してアクセスするという繰り返しのみで、プロセッサをフルに活用していないのでしょう。

もっともそのメモリデータも、”Power vs. Force”のデヴィッド・ホーキンズ博士によると、エゴのプログラムを通って歪んだデータになっているということです。
歪んだデータを何度も反芻して信念にまでし、いよいよエゴのプログラムを強化してしまう……その話はまた別の機会に。

さて、映画『ザ・シークレット』(The Secret)に出演しているボブ・プロクター氏がその著、You Were Born Rich”で、人間のマインドと現象をポラロイドカメラと写真にたとえて説明しています。

ポラロイドカメラは、シャッターを押して、しばらくしてから写真の映像が浮かび上がってきますよね。
それと同じように、まず、心にイメージする(シャッターを押す)と、それが潜在意識(カメラの本体)に刻まれ、やがて目に見える世界(写真)に現れます。

今のところ、ある程度の時間を経てから思考が現実化するという3次元の世界にいるので、心のイメージを取り消す時間があります。

ただ、その時間が短縮されてきているように感じませんか?
思ったことが割と短時間に現実化してしまうという感覚がわたしにはあります。

そういう意味では「思考が現実化する」というのが実感されやすくなっています。
昔なら、やっと現実化したときには、何を思考してそうなったのか忘れてしまっていることが多く、思考が現実化するということが信じにくかったのだと思います。
思考が現実化するというのを英語で表現すると、Thoughts become our reality”とか”Your thoughts create your reality”になります。

今はポラロイドカメラは使わなくなりましたね。
その代わり、スマホやデジカメで写真を撮り、すぐにその結果が見られるようになりました。わたしたちの世界もそんな風に、すぐにイメージしたものが現れる方向に向かっているように思えます。

でも、現実化したときは、すでに過去のものです。
ああすればよかったと後悔したり、いつまでも心をそこに置いていると、それが延々と繰り替えされて出現します。
取り消す時間の余裕が短くなっている今、起こったことは、ただのフィードバックとして捉え、改善するところを認めたら、さっさと心から放つことです。
でないと、いつまでたっても不快なループから抜け出せません。

ボブ・プロクター氏は、ライト兄弟、トーマス・エジソン、アレクサンダー・グラハム・ベルなどの例をあげ、過去の偉大な業績を残した人たちはみな、失敗に見えたかのような現実の過去にとらわれず、常に前を向いて、foward-thinkingで、成功の現実をイメージしてつき進んでいたことを伝えています。

目の前の現実はフィードバックに過ぎないと思うだけで、手放すことがたやすくなります。

バックミラーは安全を確認するためにちらっと見るだけにして、目的地へ向かう方向、前方を見るようにしましょう。