太古の叡智から学び、科学で検証するホリスティックライフ ~カラダ宇宙の静かなネットワークー筋膜No.4

筋膜をリリースして、神経・体液の通路をスムーズに流せばむくみや、肌の調子が改善します
太古の叡智から学び、科学で検証するホリスティックライフ ~カラダ宇宙の静かなネットワークー筋膜No.4

2月になりました。ここ米国ノースウエストでは、この頃になると、朝方、濃い霧に覆われることがよくあります。乳白色のベールをかけたような太陽が淡い光を投げ、その空とも地ともわからないような濃淡の霧の世界に、針葉樹の森の影が浮かぶ光景は、まるで墨絵のような美しさです。

まだ厳寒の日々が続き、朝は氷が張っていたりするのを見るとは言え、春は確実に近づいています。日が伸び、春になると萌え出す木の芽がだんだんと緩んだ感じになっているのに気づきます。山の上はまだ雪深いことでしょう。でも、溶けつつある雪が、やがて小さなせせらぎをつくりだし、本格的な雪解けに入る準備を始めているはず。

固まっていた組織が確実に緩みだし、静かなせせらぎがよみがえる、、「雪解け」って、ちょっと筋膜をリリースしていく時の感じに似ているかな、、と思いました。

この数回に渡って、筋膜の主な機能を紹介していますが、ここで、4つの大きな働きの復習です!

1)支える 

2)保護する 

3)姿勢を保つ 

4)神経・体液の通路を提供する

今回は4)の「神経・体液の通路を提供するの機能についてです。

筋膜は、神経や体液の通路を正しく保つ役目も請け負っているので、歪みがおこっていると、筋膜の間に張り巡らされた神経網・体液網(毛細血管やリンパ管)を圧迫してしまいます。

管の中を流れるものは、体液(血液・リンパ・脳骨髄液)・神経がありますが、ゆがんだ部分が、血液やリンパ液の循環を悪くさせることでむくみを生じさせますし、神経の伝達を阻害することで、末梢神経の異常や内臓系の異常など、全体の体調にも影響していくことになるのです。

リリースが進み、「通路を正しく体に提供する」筋膜が整ってくると、筋膜の間にゆったりとゆとりが出来ます。歪みのせいで、管の一部がよれていたり、つぶされていた可能性も解消し、スムーズな流れ道が全身に確保されてくることで期待できることは、、、

●血管の循環が整い、細胞が必要な酸素や栄養素を供給する血液の巡りがよくなる。イキイキとした若々しい皮膚が戻り、肌の調子が改善。

●リンパ管の通路も整うので老廃物の排出も促される。流れ道が狭くなっていたことで体内に蓄積されて、むくみの原因になっていた余分な水分が流れ始める。

●神経経路がきちんと整うので、手足など抹消の痺れなどの不調が解消することも可能。

それゆえ、筋膜の歪みが正しい形に戻ってくることで改善されることは、見た目や痛みの解消だけではなく、生理的メンテナンスや免疫の面でも大きな役割を担っているのです。

カラダの雪解け、、筋膜が緩み、体液のせせらぎの音が聞こえる体は、温かい春のように感じられるはず。まずは、日々の暮らしに小さな春の訪れを探してみましょう! 心がほっと緩んだ感じになる時、自ずとカラダも緩むものです。
セルフメンテの方法も含め、また次回も、筋膜のシリーズが続きます♪ 

ローレンス 20150130 中