太古の叡智から学び、科学で検証するホリスティックライフ ~カラダ宇宙の静かなネットワークー筋膜No.3

支える、保護する、姿勢を保つ、神経・体液の通路を提供している“筋膜”の働きは?
太古の叡智から学び、科学で検証するホリスティックライフ ~カラダ宇宙の静かなネットワークー筋膜No.3

1月は厳寒の中にも、ほのかな色の冬の花に出会える季節。皆様、新たな気持ちで今年スタートの月、一月を迎えられていることと思います。今年も良いお年でありますように!

梅のあわいピンク、福寿草の黄、木々の芽の薄紅をふくんだ緑。木々は、来たる春に向けて少しだけほころんでいます。冷たく澄んだ空気の中の冬の彩色は、ひときわ心を奪うものがあります。写真は数年前、生前木々を大切にしてた祖父の庭を、再び訪れた時のものです。

皆様、冬を楽しくすごしていらっしゃいますか?

今回から「カラダ宇宙の静かなネットワークー筋膜」シリーズは、筋膜のいくつかの重要な働きを、少しづつ紹介していきたいと思います。まず、筋膜の機能の主なもの4つをまとめておきましょう!

1)支える 

2)保護する 

3)姿勢を保つ 

4)神経・体液の通路を提供する

カラダの中でこんな働きをしている筋膜なんですが、実は、皆さんも筋膜を見たことがあることあるんです、って言うと、ビックリされるかもしれませんね?

鶏肉の皮をむいたときに、皮と筋肉との間にあるキラキラした透明の膜がありますね。そう!、それがまさに「筋膜」なんです!ニワトリさんの筋膜!

顕微鏡で見ると蜘蛛の巣か綿菓子のような感じに見える結合組織ー筋膜ですが、生きている動物や人間の組織の間は、実際は、間質液という粘性のある液体で濡れています。それで、キラキラ光る膜様となり、そのおかげで擦りあわずにスムーズに保たれているのです。

ニワトリさんのカラダのあらゆる構成組織(お肉など)も、全部筋膜で包まれ、あるべきその場に収まるように支えられているので、ニワトリの形をしているというわけです。筋膜組織に覆われていることによって、上で述べた、1)支える2)保護する の働きが達成されています。

ゆえに筋膜とは、人間や動物の動作と安定を考える上で、欠かせない要素で、「第二の骨格」と呼ばれることもあります。骨格NO.2 として体を支えてくれている強さを持ちながら、、、でも残念ながら、ねじれ、縮み、その形を形状記憶しやすい、、という特性も持っています。

筋膜のゆがみは、けがなどによる損傷、呼吸・歩行の動作パターン、職業・趣味の動作パターン、心理的状況、また加齢によって影響を受け続けています。たとえば、長時間にわたる一定の姿勢で、筋膜はねじれ、縮められた状態が続きます。その形が記憶され、癖になってゆがんだ姿勢が作られてきてしまいます。

一部が歪んだ癖を持つと、ほかの部分がそれを補うように、無理にバランスをとろう、余計な緊張を呼び込んでしまい、全体がどんどん崩れた形に形状記憶されてしまうという悪循環に陥るのです。これでだんだん、筋膜の 3)姿勢を保つ の機能もお分かりになってくると思います。

でも、筋膜は正直!よい形状記憶を取り戻すこともしやすいのです。カラダをいたわりメンテしていくことで、よい状態を取り戻し、キープしていくことが可能です。では、また次回からも、筋膜のご紹介、ケア方法などをを続けてまいります。どうぞみなさま、お元気で!

Exif_JPEG_PICTURE